ジャガーズQBローレンスがテキサンズQBストラウドとの長期的なライバル関係の可能性についてコメント
2023年11月28日(火) 14:20ジャクソンビル・ジャガーズのトレバー・ローレンスは断トツのAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区トップクオーターバック(QB)として2023年シーズンを迎えた。これからはそれほど明白な状況ではなくなるかもしれない。
ヒューストン・テキサンズでセンセーションを巻き起こしているQBのC.J.ストラウドは、現地26日(日)のジャガーズ戦でもポケット内での見事な動きと正確性を披露した。ローレンスとジャガーズは必要なプレーを積み上げてなんとか24対21で逃げ切っているが、シーズン第12週のこの試合を見る限り、今後も両チームによるエンターテインメント性の高い試合が見られるだろう。
長期的なライバル関係の可能性について聞かれたローレンスは、むしろ対戦相手は弱い方がいいと口にした。
ローレンスは苦笑しながら「同地区のチームには可能な限りひどい状況であってほしい」とチームの公式サイトで述べている。
「俺はそう思っている。彼らのプレーはエキサイティングだ。この先もきっと素晴らしい対戦が待っている。C.J.は完璧なプレーを見せているし、いい仕事をしている。ルーキーで彼のようなプレーができるなんて、尊敬しかない。それがどれだけ大変なことなのか俺は知っている。俺もそういう状況を経験してきた。彼のプレーは見事だし、この先何年も楽しくやっていけると思うよ。でも、俺としてはそれを望んでいない。同じディビジョンのチームにいいクオーターバックはいない方がいい。その方が俺たちにとって有利だからだ」
ローレンスは間違っていない。毎年ポストシーズンに進出するための障害が少なければ少ないほど、シーズンの終わりにロンバルディトロフィーを手にするチャンスは倍増する。全盛期のニューイングランド・ペイトリオッツはAFC東地区の他のチームが低迷し続けたことから、何年も恩恵を受けることができた。
ジャガーズにとって不運なことに、格下のQBと対戦する可能性はすでに閉ざされているようだ。ストラウドは驚異的なプレーを続けており、ポケットでの存在感、正確さ、インテリジェンスといった最も際立った彼の特性は、ルーキーの運によって成功しているのではないことを示している。彼はパフォーマンスを再現できる。
ジャガーズがディビジョン内で警戒しなければならないのはストラウドだけではないかもしれない。インディアナポリス・コルツのQBアンソニー・リチャードソンは今シーズン、限られた出番の中でも極めて質の高いプレーを見せており、健康さえ維持できれば強力な戦力になると思われる。テネシー・タイタンズのQBウィル・レビスも腕力とプレッシャーに耐える意思の強さで将来性を示している。
ジャガーズにとって朗報なのは、同じ地区の他のチームが新人QBの実力を見極めようとしている中、チームはすでにローレンスが優秀なQBであることに自信を持っているということ。テキサンズとの試合で今季最多となる364ヤードを記録したローレンスを擁するジャガーズは、攻守の両方で安定したプレーができれば、1月後半まで戦えるだけの人材を備えていると言えよう。
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