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元イーグルスWRでプロボウル3回選出のデショーン・ジャクソンが15シーズンを経て引退

2023年11月30日(木) 10:57

デショーン・ジャクソン【Joe Robbins via AP】

フィラデルフィア・イーグルスの偉大な元ワイドレシーバー(WR)デショーン・ジャクソンが夕陽の中へと飛び去っていく。

イーグルスは現地29日(水)に、ジャクソンが15年間のNFLキャリアを終えて正式に引退すると発表した。

元イーグルスのドラフト2巡指名選手であるジャクソンは、現地12月3日(日)のサンフランシスコ・49ersとの試合で名誉キャプテンとして表彰される予定だ。

カリフォルニア大学出身のスピードスターであるジャクソンは2008年にデビューし、ルーキーとして912ヤードとタッチダウン2回をマークしたが、そこからさらに記録を伸ばしていった。イーグルスでの最初の6シーズンで、ジャクソンはレシーバーとリターナーとしてプロボウルに3回選ばれ、3回の1,000ヤードシーズンを達成し、数え切れないほどのビッグプレーを生み出している。なかでも、2010年の“ニューメドウランズの奇跡”は特に記憶に残るプレーで、ジャクソンは試合終了間際にパントを65ヤードリターンして逆転勝利となるタッチダウンを記録し、ジャイアンツに対する驚異的なカムバックを成し遂げた。

イーグルスのオーナーであるジェフリー・ルーリーは声明で「デショーン・ジャクソンは、そのゲームを変えるスピード、ユニークなスキルセット、爆発的なプレーでイーグルスファンを魅了したダイナミックなプレーメーカーだった」と述べ、次のように続けている。

「15年にわたる彼の輝かしいキャリアで特に際立っていたのは、奇跡的なプレーを日常的に見せたことだ。2010年12月のあの運命の夜、ニューヨークでボールを拾い上げて、エンドゾーンへと驚異的な走りを見せたことは、私たち全員の記憶に新しい。今や“ニューメドウランズの奇跡”として広く知られるその瞬間だ。デショーンを再び迎えられることにワクワクしているし、彼が日曜日の試合の名誉キャプテンを務める際に、イーグルスの一員として正式な引退を祝うことを心待ちにしている」

2014年にイーグルスから解雇された後、ジャクソンはワシントン・レッドスキンズ(現コマンダース)で3シーズン、タンパベイ・バッカニアーズで2シーズンを過ごし、イーグルスに2年間戻った後、2021年はロサンゼルス・ラムズとラスベガス・レイダースで過ごし、2022年にはボルティモア・レイブンズで7試合に出場した。

ジャクソンは、レシーブ641回で11,263ヤード、タッチダウン58回を記録して、そのキャリアを締めくくる。

【KO】