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カウボーイズ戦に向けてQBスミスの肘の状態は大きく改善されたとシーホークスHCキャロル

2023年11月30日(木) 14:22

シアトル・シーホークスのジーノ・スミス【AP Photo/Lindsey Wassen】

シアトル・シーホークスのクオーターバック(QB)ジーノ・スミスはサンクスギビングデーの夜に敗れたサンフランシスコ・49ers戦で、シーズン第11週に見舞われた肘のケガを抱え、本領を発揮できない状態でプレーしていた。

スミスは肘に痛みを抱えながらパス27回中18回を成功させて180ヤード、インターセプト1回を記録。試合には31対13と大敗している。それから1週間がたち、スミスの身体面はずいぶん良くなったようだ。

チーム公式サイトによると、シーホークスのヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルは現地28日(火)に「その差は歴然としている」と述べたという。

「練習に参加し、毎週やっているように、フットボールをあちこちに投げる姿を見せてくれている。それを正確にやっていたし、ずっとフルでやってくれた。(先週は)そうはいかなかった。大げさに言いたいわけではないが、その差がかなり大きいことは明らかだった」

1週間前、通常より短いスパンで次の試合を控えていることから、スミスは練習を休んでいた。シーホークスはダラス・カウボーイズと対峙する今回のサーズデーナイトフットボールで前回とは異なる結果を残すために、十分な休養をとり、練習ができることを望んでいる。

シーホークスが優秀なカウボーイズ守備陣に立ち向かうためには、オフェンス面のビッグプレーがどうしても必要になるだろう。シーホークスのオフェンスは20ドライブ連続でタッチダウンを決めておらず、これは現在のNFLで最長だ。『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、タバリス・ジャクソンとチャーリー・ホワイトハーストが司令塔を務めていた2011年シーズン第5週から第8週より後に、シーホークスが1シーズンの間に20ポゼッション以上連続でオフェンシブタッチダウンを決められなかったことはなかったという。

スミスのケガがよくなったからといって、浮き沈みの激しいオフェンスが復調する保証はないものの、それ以外の選択肢より好ましいのは確かだ。

シーホークスには厳しい試合が連続して待ち受けており、木曜夜にカウボーイズと対決した後は49ersと再戦し、その次の週にはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)で第1シードの位置につけているフィラデルフィア・イーグルスとの一戦に挑む。キャロルHC率いるシーホークスが、クリスマスまでにプレーオフ進出が危ぶまれないようにしたければ、1勝か2勝を挙げなければならない。

【RA】