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カーディナルスがリリースを要求していたTEアーツをウェイバーに

2023年12月01日(金) 09:45

ザック・アーツ【AP Photo/Ross D. Franklin】

タイトエンド(TE)ザック・アーツのアリゾナ・カーディナルス時代は本人の希望により終了した。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地11月30日(木)に伝えたところによると、ベテランTEのアーツがカーディナルスからのリリースを要求し、認められたとのこと。

第一報を伝えたのは、アーツとカーディナルスで共にプレーし、プロフットボールの殿堂入りが確実視されている元ディフェンシブエンド(DE)J.J.ワットだ。チームはその後すぐにアーツの放出を正式に発表している。

2021年シーズン、アーツは期限前に行われたトレードでカーディナルスに加入。フィラデルフィア・イーグルスとの涙の別れを経て、コンテンダーになると想定されていたチームに加わるべく、西へ向かった。そのシーズンは11試合に出場し、キャッチ56回、574ヤード、タッチダウン3回を記録。カーディナルスは11勝6敗でシーズンを終えたが、スーパーワイルドカードウイークエンドで、最終的にチャンピオンとなったロサンゼルス・ラムズに敗れた。

2021年シーズンに続き2022年シーズンもキャッチ47回、406ヤード、タッチダウン4回と活躍を見せたアーツだが、2023年はカーディナルスが再建に向けて動き出したのに伴い、新人TEトレイ・マクブライドにターゲットになる機会を奪われるようになった。この数週間におけるマクブライドの台頭によって、アーツが2023年シーズン以降にカーディナルスの構想から外れる可能性が高いことが明らかになっていた。カーディナルスが2勝10敗とリーグ内で最下位に近い位置となっていることから、アーツはレギュラーシーズンの残り6週間で、プレーオフに進出する可能性があるチームとの仕事を探すことを選んでいる。

33歳のアーツは2022年にカーディナルスと3年契約を結んだことにより、契約期間は2024年シーズン末までとなっていた。いずれかのチームがウェイバーからクレームしない限り、アーツがその契約を満了することはないだろう。一方で、アーツは脅威となるタイトエンドを必要としているチームに経験と生産性を提供することができる。

【RA】