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バッカニアーズWRエバンス、キャリア開始から10年連続で1,000ヤードを突破

2023年12月04日(月) 12:20

タンパベイ・バッカニアーズのマイク・エバンス【AP Photo/Mark LoMoglio】

タンパベイ・バッカニアーズのワイドレシーバー(WR)マイク・エバンスが現地3日(日)に見せたモンスター級の活躍は、素晴らしい成績を残してきた10年間に花を添えるものとなった。

エバンスは日曜日に21対18で勝利したカロライナ・パンサーズ戦でシーズン通算1,000レシーブヤードを達成。エバンスはキャリアを開始してから10年連続でこの快挙を成し遂げてきた。

ヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズはエバンスについて「これ以上何と言ったらいいのか分からない。彼はもう10年間もこれを成し遂げてきた」と述べている。

「10年連続でキャッチ60回以上。10年連続で1,000ヤード以上。誰もが彼を止めようとしているのに、彼はボールをキャッチして何度もプレーを生み出してきた。それは彼と、彼の仕事に対する姿勢のたまものだ。彼の試合に対する取り組み方は、信じられないほど素晴らしい」

キャリア開始から6年連続で1,000ヤードを突破して歴代2位につけているのは、殿堂入りを果たしたランディ・モスだ。エバンスはそんなモスを尻目に、驚異的な記録を伸ばし続けている。

この試合でキャッチ7回、162ヤード、タッチダウン1回を記録したエバンスは「何よりも勝ててうれしい。もちろん、その記録にも満足している。俺を信じてくれた素晴らしいクオーターバック(QB)や攻撃コーディネーター(OC)に恵まれてきた。だから、心から彼らに感謝している。キャリアがどれほど長く続いても、この連続記録を継続できたらいいなと思っている」と語った。

シーズン第13週に1,000ヤードを達成するのに150ヤードを必要としていたエバンスは、2014年にリーグ入りして以来、毎年素晴らしい活躍を見せてきた。今回、エバンスはキャリア通算で1,000レシーブヤードを達成したシーズン数でモスと並ぶ歴代2位となり、殿堂入りを果たしたジェリー・ライスの歴代最多記録(14シーズン)に近づきつつある。

また、30歳のエバンスは、キャリアのある時点で1,000レシーブヤードを連続して達成した年数で、ライスの記録まであと一歩のところまで迫っている。かつてサンフランシスコ・49ersで活躍したライスは、1986年から1996年まで11年連続で1,000ヤードをマークした。

エバンスのキャリアは一貫して卓越したものだったが、QBベイカー・メイフィールドと即座に信頼関係を構築したことにより、2023年シーズンは気づかれないうちに傑出したものとなっていた。

エバンスはパンサーズ戦の第4クオーターにおける11ヤードのレシーブで再び1,000ヤードの壁を突破し、キャリア開始から続いている素晴らしい記録をさらに積み上げたことで、殿堂入りの可能性を高め続けている。

【RA】