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コルツの4連勝について「いつも洗練されているわけではないが、本当にいいものだ」とQBミンシュー

2023年12月05日(火) 14:20


インディアナポリス・コルツのガードナー・ミンシュー【AP Photo/Wade Payne】

インディアナポリス・コルツの新人クオーターバック(QB)アンソニー・リチャードソンがシーズン終了を意味するケガを負ったとき、コルツの今シーズンはもうダメかもしれないというのが大方の見方だった。しかし、少なくともコルツは将来を共にするダイナミックなQBを見つけたように見えた。

それに、シーズンはまだ終わっていない。

代役として登場したベテランQBのガードナー・ミンシューがコルツを4連勝に導き、プレーオフ進出の可能性を高めている。

現地12月3日(日)に行われたシーズン第13週のテネシー・タイタンズ戦で、ミンシューは延長戦での勝利を決定づけるタッチダウンドライブをリードし、ワイドレシーバー(WR)アレク・ピアースへの55ヤードのディープボールパスを皮切りに、マイケル・ピットマンへの4ヤードパスタッチダウンで締めくくった。

ミンシューは勝利後、自身のチームについて「俺たちはとてもしぶとい。どうにか方法を見つける。いつも洗練されているわけじゃないけれど、本当にいい」と『CBS Sports(CBSスポーツ)』に述べている。

これこそがミンシューを表す最適な言葉かもしれない。常に美しいプレーができるわけではなく、時にミスを連発することもあるものの、ミンシューはプレーに活路を見出して、チームの競争力を維持している。

今季ホームで負けなしのタイタンズを破ったミンシューは、パス42回中26回成功、312ヤード、タッチダウン2回でパサーレーティング100.5をマーク。ミンシューが複数のタッチダウンパスを決めた一方で、インターセプトゼロの試合を達成したのは2021年シーズン第13週のフィラデルフィア・イーグルス戦以来だ。またミンシューにとって今季2回目の逆転勝利となった。

コルツはチームの総和以上のプレーを続けており、これは1年目のヘッドコーチ(HC)シェーン・スタイケンの功績だ。

チームの公式発表によると、スタイケンHCは「ただ、みんな信じているんだ」と語り、こう続けている。

「よく聞く言葉だけど、本当なんだ。フットボールの試合に勝つと毎回信じていれば、どんな環境であろうと、どんな状況であろうと、戦い続け、進み続け、最後に活路を見出せる。勝つと信じれば、試合に出て勝つことができる」

コルツはアウェーでの同地区対決で大勝利を収めたこの試合で、2つのパントをブロックし(1つはタイタンズのパンター/Pライアン・ストーンハウスがボールを蹴る前にコルツの選手にボールを奪われたためファンブルと判定された)、ディフェンスは終盤に相手の攻撃をしっかり止め、オフェンスは延長戦で決定的なプレーを見せた。

ディフェンシブタックル(DT)ディフォレスト・バックナーは「延長戦でのチームのたくましさや、ビッグプレーを決めて試合を締めくくることができたチームメイトを見るのは素晴らしい。接戦を制することを常に強調してきた」とコメントし、「それを実現できるのを見られて最高だった」とつけ加えている。

【KO】