2023年ウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤーの候補者が明らかに
2023年12月06日(水) 13:00NFLは現地5日(火)に『Nationwide(ネーションワイド)』提供のウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤーの候補者32名を発表した。これはリーグで最も誉れ高い賞であり、フィールドで活躍するだけではなく、試合以外でも永続的に良い影響を与えることに情熱を注いでいるNFL選手を表彰するものだ。
NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは「ウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤー賞は一年に一度、ウォルター・ペイトンの偉大さと思いやりをフィールド内外で最もよく体現していた選手に贈られる、リーグで最も名誉ある賞だ。32名の傑出した選手たちはそれぞれの地域で日々、価値のある変化をもたらしており、われわれは彼らの特別な才能と博愛主義を称えることを誇りに思っている」と述べた。
ノミネートされた32名全員が、ラスベガスで開催される第58回スーパーボウルまでの1週間にその功績を称えられる。2023年ウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤーの受賞者は2024年2月8日(木)に『CBS』で全国放送されるプライムタイムの特別番組『NFL Honors(NFLオナーズ)』で発表される予定だ。
ノミネートされた選手たちはそれぞれ、青少年が健康的なライフスタイルを送れるようにすることや、退役軍人を支援すること、その他身近な活動への関心を高めることなど、自分自身や地域社会にとって重要な、フィールド外でのさまざまな取り組みを支援している。候補者はそれぞれ最高5万5,000ドル(約810万円)、受賞者は25万ドル(約3,685万円)を受け取り、自分が選ぶ慈善事業に寄付する予定だ。すべての寄付はNFL基金とネーションワイドによって実現する。
2023年度の候補者は以下の通り。
アリゾナ・カーディナルス:ディフェンシブエンド(DE)ジョナサン・レッドベター
アトランタ・ファルコンズ:パンター(P)ブラッドリー・ピニオン
ボルティモア・レイブンズ:インサイドラインバッカー(ILB)ロクアン・スミス
バッファロー・ビルズ:オフェンシブタックル(OT)ディオン・ドーキンズ
カロライナ・パンサーズ:センター(C)ブラッドレー・ボーズマン
シカゴ・ベアーズ:ディフェンシブタックル(DT)ジャスティン・ジョーンズ
シンシナティ・ベンガルズ:Cテッド・カラス
クリーブランド・ブラウンズ:ミドルラインバッカー(MLB)アンソニー・ウオーカーJr.
ダラス・カウボーイズ:DEデマーカス・ローレンス
デンバー・ブロンコス:OTギャレット・ボールズ
デトロイト・ライオンズ:Cフランク・ラグナウ
グリーンベイ・パッカーズ:アウトサイドラインバッカー(OLB)デボンドレ・キャンベル
ヒューストン・テキサンズ:ロングスナッパー(LS)ジョン・ウィークス
インディアナポリス・コルツ:OLBザイール・フランクリン
ジャクソンビル・ジャガーズ:DEドウェイン・スムート
カンザスシティ・チーフス:クオーターバック(QB)パトリック・マホームズ
ラスベガス・レイダース:DEマックス・クロスビー
ロサンゼルス・チャージャーズ:フリーセーフティ(FS)ダーウィン・ジェームズ
ロサンゼルス・ラムズ:ワイドレシーバー(WR)クーパー・カップ
マイアミ・ドルフィンズ:フルバック(FB)アレク・インゴールド
ミネソタ・バイキングス:DTハリソン・フィリップス
ニューイングランド・ペイトリオッツ:ディフェンシブバック(DB)ジョナサン・ジョーンズ
ニューオーリンズ・セインツ:FSタイラン・マシュー
ニューヨーク・ジャイアンツ:ランニングバック(RB)セイクワン・バークリー
ニューヨーク・ジェッツ:DEソロモン・トーマス
フィラデルフィア・イーグルス:OTレイン・ジョンソン
ピッツバーグ・スティーラーズ:DTキャメロン・ヘイワード
サンフランシスコ・49ers:DEアリク・アームステッド
シアトル・シーホークス:MLBボビー・ワグナー
タンパベイ・バッカニアーズ:セーフティ(S)アントワーヌ・ウィンフィールドJr.
テネシー・タイタンズ:DTジェフェリー・シモンズ
ワシントン・コマンダース:WRテリー・マクローリン
今年もまた、ファンはネーションワイドが毎年行っているチャリティー・チャレンジに参加することができる。チャリティー・チャレンジとは、ファンがお気に入りの候補者を応援するためのソーシャルメディアおよびオンラインのコンテストだ。ファンは『X(旧Twitter/ツイッター)』で#WPMOYChallengeというハッシュタグと共に、候補者のラストネームあるいは公式アカウントのユーザー名を投稿するか、NFL.com/ManOfTheYear(リンク先は英語のみ)で直接投票することができる。複数の候補者が同じラストネームを持つ場合(例:ジャスティン・ジョーンズとジョナサン・ジョーンズ)、投票を有効にするには#WPMOYChallengeのハッシュタグと共に、候補者のXのユーザー名あるいはフルネームを含めて投稿しなければならない。
ハッシュタグと共に最も多くメンションされた候補者は、ネーションワイドからさらに3万5,000ドル(約516万円)を受け取り、自分が選んだ慈善団体に寄付することができる。次点者には1万ドル(約147万円)、3位には5,000ドル(74万円)が与えられる予定だ。チャリティー・チャレンジの投票は12月5日(火)から1月8日(月)まで行われる。
ネーションワイドの取締役副社長(EVP)兼最高マーケティング責任者であるラモン・ジョーンズは「ウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤー賞の候補者は毎年、私たちに感動と刺激を与え続けている。コミュニティのチャンピオンがチームマーケットや地元、全米で行っている素晴らしい活動を取り上げ、支援する役割を、ネーションワイドが担えることを光栄に思っている」と述べた。
ファンは、かつてタイトエンド(TE)としてNFLでプレーし、ウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤーに3度ノミネートされた経歴を持つカイル・ルドルフが立ち上げたオンライン募金プラットフォーム『Alltroo(オールトルー)』によるエキサイティングなキャンペーンに参加することで、お気に入りの候補者へのサポートをさらに増幅させることができる。オールトルーを通じて、ファンは各選手がカスタマイズしたオンライン募金に参加することで、お気に入りの候補者を支援することができ、ミート&グリートや試合のチケット、サイドラインパスなどの特別な賞品や体験を獲得するチャンスを手に入れられる。ネーションワイドの支援により、オールトルーのキャンペーンで集まった資金の100%が、候補者が選んだ非営利団体や慈善団体を直接支援することになる。
1970年に設けられたこの賞は、ベアーズの伝説的な選手として殿堂入りした故ウォルター・ペイトンに敬意を表して1999年に改称された。それ以来、カウボーイズのQBダック・プレスコット(昨年度受賞者)、ブロンコスのQBラッセル・ウィルソン、ファルコンズのDEカライス・キャンベルといった3人の現役選手を含む、56名のレジェンドや選手がこの名誉ある賞を受賞。試合や地域社会に多大な貢献をしたことを称えられるために、これらの選手はそれぞれシーズンを通してマン・オブ・ザ・イヤーのワッペンをジャージーにつけている。
フィールド内外での功績を称えられるために、今年度の候補者となっている選手たちはシーズン第14週からシーズン終了まで特別なマン・オブ・ザ・イヤーのステッカーをヘルメットにつける予定だ。また、一部のスタジアムには、NFLマン・オブ・ザ・イヤーのトロフィーのシルエットがあしらわれたゴールポストラップが設置される。
【NFL】