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QBドブスとタッグを組むことを楽しみにするバイキングスWRジェファーソン

2023年12月08日(金) 13:17


ミネソタ・バイキングスのジャスティン・ジェファーソン【AP Photo/Matt Krohn】

故障者リザーブ(IR)から復帰したワイドレシーバー(WR)ジャスティン・ジェファーソンは、少し新しくなった環境に身を置くことになる。

ジェファーソンは今週末、以前とは異なるクオーターバック(QB)、つまり、2023年に2つの異なるチームで先発を務め、その勇姿でNFL界の注目を集めてきたベテランQBのジョシュア・ドブスのためにルートを走る予定だ。ドブスは職を失いかけていたが、ヘッドコーチ(HC)ケビン・オコンネルは武器がそろった状態でドブスにもう一度チャンスを与えようとしている。

その決め手となったのは? しばらくの間欠場していた爆発的なレシーバーであるジェファーソンだ。ジェファーソンが再びフィールドに足を踏み入れる今週末ほど、ドブスが実力を証明する絶好の機会はないかもしれない。

ドブスとどのように調子を合わせているのかと質問されたジェファーソンは「フィールドでもフィルムルームでも、カーク(カズンズ)とやっていたように、いろんなプレーとか、あらゆるタイミングを一緒に確認して、日曜日に生かせるようなつながりを見つけようとしている」と答えている。

「彼と一緒に仕事をするのは楽しいし、俺は彼から学べること、彼は俺から学べることを身につけている感じ。フィールドに出たらより良い学びになるだろうな」

今シーズン、1勝4敗でスタートした後に5連勝して6勝4敗となったバイキングスは、ファンの心と忍耐力の両方を試してきた。ドブスは直近2回の勝利の立役者となり、2023年シーズンにおける自身の驚くべき物語に素晴らしい展開をもたらした。しかし、この2週間、ドブスは現実に引き戻され、バイキングスが2連敗する中で合計5回のインターセプトを喫している。

それらはいずれもジェファーソンがいない状態での敗北だった。報道陣に対し、ハムストリングを痛めてIR入りする前と同じような爆発力があると感じていると明かしたジェファーソンは、次のように話している。

「もしそうじゃなかったら、プレーしないと思う。ケガをする前と同じ爆発力、同じパワー、同じスピードを持つこと。それがフィールドに戻るための最大の焦点だった」

バイキングスのプレーオフ進出への望みをつなぎ止め、危機的な状況から脱するために、ジェファーソンはドブスとの信頼関係を早急に構築しなければならないが、それはどのレシーバーにとっても容易なことではない。とはいえ、バイキングスにとって幸いなことに、ジェファーソンはただのレシーバーではない。

「ジョシュとは話してきた。もちろん、今週より前は練習にあまり参加していなかったから、彼ともあまり一緒に取り組んでいなかった。でも、彼が俺を信じてくれて、俺が彼を信じれば、俺たちはうまくやっていけると思う」とジェファーソンは強調している。

「ジョシュはディフェンスを読み取って、俺にボールを投げるタイミングを選んで、ダブルチームとかシングルハイとか、そういうことをすべて見極めることができるほど賢いクオーターバックだと思う。俺たちは毎日、それについて考えて試合中に起きてもいいように準備している。だから、そういう面では十分に準備できていると感じている」

ジェファーソンはかつて、2,000レシーブヤードを突破するという高い目標を掲げていた。その記録は現在、マイアミ・ドルフィンズのWRタイリーク・ヒルが実現しそうになっている。長期間の離脱を経て、ジェファーソンはもう数字のことは気にしていないようだ――勝つことだけに集中している。

「俺たちはプレーオフに進出してスーパーボウルに出ようとしている」と語ったジェファーソンは「つまり、今年の個人成績は今ひとつだけど、チームのために勝つこと、チームのために役立つことをすることのほうが大事だ。もちろん、サイドラインでの調整はしなきゃいけなかったけど、今はフィールドに出て、自分にできる形でこのチームに貢献することの方が大事だ」と続けた。

ジェファーソンとドブスはそうした目標を達成するための旅を、現地10日(日)に行われるラスベガス・レイダース戦から始める。

【RA】