ニュース

フロントオフィスとGM職の多様性を推進するプログラムが12月のリーグミーティング中にダラスで開催

2023年12月08日(金) 11:50


NFLロゴ【NFL】

NFLはリーグの全ての階層にわたって多様な候補者のつながりを強化する取り組みを続けており、12月11日(月)から13日(水)にかけてテキサス州ダラスで開催されるリーグミーティングで、“Front Office & General Manager Accelerator Program(フロントオフィス&ジェネラルマネジャー・アクセラレーター・プログラム)”を開催する。

リーグが2022年に開始して以来、今回のアクセラレーターは4回目の開催となり、今年5月にミネソタ州ミネアポリスで開催された“Coach Accelerator(コーチ・アクセラレーター)”に続くものとなる。

NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは次のようにコメントしている。

「NFLはリーグ全体における多様性の向上に取り組んでおり、その大きな柱として、多様な候補者にリーダーシップの機会を提供している。アクセラレーター・プログラムはチームとオーナーに、彼らが知らないようなリーグで最も優秀な候補者たちと直接つながる機会を与えている。われわれは、このような取り組みがリーグ全体の指導的役割の多様性につながることを目標としている」

選考方法が一新されたことでチームは所属する組織の内外から候補者を推薦し、それをNFLの選考委員会が審査することになった。

その結果、選手人事、フットボール・オペレーション、アシスタント・ジェネラルマネジャーなどの役職の候補として、さまざまなバックグラウンドを持つ優秀な候補者42名が選ばれ、採用サイクルに先駆けてチームのオーナーや幹部と関係を築く機会を得た。

候補者は人脈作りに加え、元ジェネラルマネジャーによる面接練習や外部の専門家によるリーダーシップ講座など、自己啓発や専門能力の開発を目的としたさまざまなプログラムに参加する。今回初めて、候補者の総合的なウェルネスと職務に応募する際の心の準備に焦点を当てた自己開発ワークショップも組み込まれている。

このプログラムによって、より多様な候補者が空席のポジションを埋めるための面接に臨むことができ、最近のフロントオフィスの採用につながっている。

シカゴ・ベアーズの社長兼CEOであり、NFLの多様性、公平性、包括性を推進する委員会のメンバーでもあるケビン・ウォーレンはこう話す。

「過去数年間、NFLのフロントオフィスとジェネラルマネジャーのプログラムは、優秀で多様なフロントオフィス候補がオーナーやチームの経営陣と関係を築く上で重要な役割を果たしてきた。この取り組みの価値は極めて大きくかつパワフルで、教養を得られるネットワーク作りや専門能力を開発できるこのまたとない機会を最大限に活用するよう、参加者を後押していきたい」

【R】