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連続で大敗するも「必ずしも立ち往生しているわけではない」とイーグルスQBハーツ

2023年12月12日(火) 11:51

フィラデルフィア・イーグルスのジェイレン・ハーツ【AP Photo/Tony Gutierrez】

現地10日(日)の夜、フィラデルフィア・イーグルスはダラス・カウボーイズとのアウェーの試合を33対13で落としており、これでNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)のライバルに2回連続で大敗を喫したことになった。

サンフランシスコ・49ersと戦ったシーズン第13週に42対19で敗れたイーグルスは、2週連続で20点以上の大差で敗れている。20点差以上での連敗は、チップ・ケリーがイーグルスのヘッドコーチ(HC)だった2015年の第11週から第12週以来となる。

クオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツはパス27回中18回成功で197ヤード、ランで30ヤードにとどまり、初めてタッチダウンなしのゲームを生み出した。イーグルスのオフェンスはわずか2本のフィールドゴールを決めたのみで、ハーフタイム直前ではない通常のドライブ7回でファンブル3回を喫している。

QBハーツは、最近の苦戦は単なる一時的なものであり、より深刻な問題の兆候ではないと考えている。

チームの公式発表によると、ハーツは「これはオレたちが通り抜けていることであって、必ずしも立ち往生しているわけではない」と述べ、こうつけ加えたという。

「そこから学ばなければならないし、学ぶつもりだ。このまま突き進みたいという熱意もある」

イーグルスはここ数週間、完全なゲームをしておらず、シーズンを通して見ても少しずれが生じているようだ。イーグルスはここ最近の試合ではかろうじて勝利を収めており、バイウイーク明けのバッファロー・ビルズとカンザスシティ・チーフスとの試合で勝つには逆転が必要だった。

ニック・シリアニHC率いるイーグルスは、ある面で安定しないプレーを克服し、シーズンを通して勝利を積み重ねている。ある時はディフェンスが痛い目を見ることがあった。またある時にはオフェンスがターンオーバーを起こしたり、なかなかペースをつかめなかったりしたこともある。シーズン序盤は、片方がもう一方のミスをカバーしていた。しかしこの2週間では、両者とも大崩れしている。

シリアニHCは「私たちは、今直面している逆境にしっかりと向き合い、確実に乗り越え、そこからより良くなるようにしなければならない」とコメントした。

同地区ライバルに恥をかかされたとはいえ、イーグルスはまだパニックになる時ではない。イーグルスは現在10勝3敗で、NFC東地区の首位を失ったものの、依然として同地区での自身の未来を握っている。

より大きな視点で見れば、イーグルスは最も厳しい5連戦を3勝2敗で乗り切った。最後の2試合で大敗したのは痛いが、0勝5敗になる可能性もあったことを考えれば、ひどい結果ではない。

「今、このチームにとって一番大事なことは、誰がリーダーなのかを見極めることだと思う」と語るベテランのディフェンシブタックル(DT)フレッチャー・コックスは、こう続けている。

「俺はロッカールームのリーダーたちが問題に立ち向かうチームの一員だったこともあれば、問題に直面して崩壊したチームにもいた。今こそ真のリーダーシップが試される時だ。・・・自分を含め、このチームのリーダーたちが前に出て何とか対処する時なんだ」

イーグルスは次の月曜日の夜、プライムタイムでシアトル・シーホークスと対戦し、その後はニューヨーク・ジャイアンツ、アリゾナ・カーディナルスを経て、再びジャイアンツと戦う。

【KO】