来季も現役続行することを希望するブラウンズQBフラッコ、引退の意向はなし
2023年12月18日(月) 09:34クオーターバック(QB)ジョー・フラッコがクリーブランド・ブラウンズで成功を収めていることは、意外なサブプロットに満ちているNFLの中でも特に驚かれていることの1つとなっている。
2024年にフラッコの姿をもっと見ることはできるのだろうか?
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地17日(日)朝にフラッコの状況を知る人物の話をもとに伝えたところによると、フラッコは来季もプレーすることを望んでおり、引退する考えは今のところないという。
11月19日にブラウンズの練習生として契約を結んだ38歳のフラッコは、ドリアン・トンプソン-ロビンソンおよびP.J.ウォーカーがシーズン終了となったデショーン・ワトソンの代役を務める中で苦戦していたことを受けて、シーズン第13週から先発に起用された。ブラウンズの一員として初めて先発した試合こそ敗れたものの、254パスヤード、タッチダウンパス2回と健闘したフラッコ。翌週のジャクソンビル・ジャガーズ戦ではさらに調子を上げ、311パスヤード、タッチダウンパス3回を記録してブラウンズを見事な勝利に導いた。
試合後、ブラウンズは今季の残る試合もフラッコが先発を務めると発表。その数日後、フラッコは契約を交わして53名のロースターに登録された。
ラポポートが日曜日に伝えたところによれば、フラッコの1年契約は基本給が180万ドル(約2億5,615万円)、サインボーナスが40万ドル(約5,691万円)で最大405万ドル(約5億7,625万円)相当になるとのこと。この契約には、プレーオフでの勝利によって金額が上がるボーナス(ワイルドカードラウンド25万ドル/約3,557万円、ディビジョナルラウンド50万ドル/約7,115万円、AFCタイトル100万ドル/1億4,230万円、スーパーボウル200万ドル/2億8,460万円)も含まれているという。
かつて第47回スーパーボウルでボルティモア・レイブンズを優勝に導いたフラッコという選手にとって、ポストシーズンでの混戦はすでに経験のあることだ。
ラポポートは日曜日に、ブラウンズが11月にワークアウトのためにフラッコを呼び寄せるまで、今季に彼に連絡をとっていたチームはなかったと報じている。フラッコがブラウンズの練習生となってからは複数のチームが連絡していたものの、このベテランQBをオハイオから誘い出すチームが現れる可能性は決して高くなかったという。
AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)のプレーオフ争いの渦中にあるブラウンズは、日曜日にホームで行ったシカゴ・ベアーズ戦で勝利し、現在の戦績を9勝5敗としている。
【RA】