カウボーイズHCマッカーシーに2023年シーズン終了後の契約延長の可能性
2023年12月18日(月) 12:46ダラス・カウボーイズのヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーが2023年シーズンからオフェンスの手綱を握り、プレーをコールすることを選択した時、リーグ周辺ではある者は興味を示し、ある者は懐疑的だった。
マッカーシーHCは、攻撃コーディネーター(OC)ケレン・ムーアがクオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバートと仕事をするためにロサンゼルス・チャージャーズに移ることを許し、ブライアン・ショッテンハイマーをカウボーイズの新しいOCに採用したことでチームのオフェンスを自分の構想通りに仕立て上げた。誰もが先行きを案じていたと言っていい。
NFLはその答えを得ることになった。
カウボーイズは5連勝を積み上げて現地17日(日)のバッファロー・ビルズ戦に臨んでおり、1試合平均32.4得点、381.5トータルヤード、262.8パスヤード、0.9ギブアウェイと、NFL最高の得点力を誇る。
QBダック・プレスコットは統計上最高のシーズンを送っており、2023年にはパス成功率(69.3%)とパサーレーティング(107.5)でキャリアハイを更新する勢いだ。タッチダウン対インターセプト比は28対6で、ルーキーイヤーの2016年以来最高の成績を収めている。
カウボーイズのシーズンはまだ十分に残っているが、12月にダラスで開催されたリーグミーティングでオーナーのジェリー・ジョーンズが『NFL.com』の取材に応じた際、チームの成功の結果としてマッカーシーHCとの契約延長を想定しているかと聞かれている。その答えは肯定的だった。
2024年まで契約を結んでいるコーチについてジョーンズは、「そのことに関してはそれなりのスケジュールを要する。シーズンが終わるまで私はそういったことを進めるつもりはない」と述べている。
ダラスでは常にマッカーシーHCの雇用状況が話題となるが、ジョーンズがシーズン終了後に言及することが予想されるため、憶測の勢いは静まるかもしれない。プレーオフで成功すればどんな憶測も姿をひそめるだろう。もしそうなれば、マッカーシーHCは年間最優秀コーチの候補としても浮上する可能性がある。
ジョーンズは今週、マッカーシーHC率いるオフェンスの成功に驚いているかと聞かれた。
「いや、そんなことはない」と答えたジョーンズはこう続けている。
「いま目にしているのはトレーニングキャンプだけでなく、シーズン序盤にもたくさんの練習を繰り返し、全員がより良いパフォーマンスを発揮した結果だ。そして調整が行われ、ダックの場合はブロッキングからレシーバーとの連携に至るまで、オフェンスのニュアンスが変わってきた」
今年の最もひどい結果の一つはサンフランシスコ・49ersに42対10の大敗を喫したことだ。ジョーンズはオフェンスの成功について語りながら、当時と今が違うことを強調した。
「トレーニングキャンプを終えた時よりも、あるいは49ersと対戦した時よりも、彼がやりたかったことができるようになっていたとしても、私はまったく驚かない」とジョーンズは話している。
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