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イーグルスのアシスタント、マット・パトリシアがシーホークス戦で守備のプレーコールを担当へ

2023年12月18日(月) 13:22


マット・パトリシア【NFL】

フィラデルフィア・イーグルスのシニアディフェンシブアシスタントを務めているマット・パトリシアは、チームが苦戦している守備陣に対する答えを探している中で、より多くの役割を担うことになりそうだ。

現地17日(日)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが『NFL GameDay Morning(NFLゲームデー・モーニング)』で、パトリシアが月曜夜に行われるシアトル・シーホークス戦からサイドラインでプレーコールを担当すると、状況を知る人物の話をもとに伝えた。

ラポポートによれば、守備コーディネーター(DC)ショーン・デサイはコーチングブースに移るとのこと。デサイは2021年にシカゴ・ベアーズの守備コーディネーターとしてそこでプレーコールをしていた。デサイは引き続きチームの守備コーディネーターであり続けるとラポポートはつけ加えている。

日曜午後、イーグルスはパトリシアがシーホークス戦で守備プレーコーラーとしてフィールドに立つことを正式に発表した。

長年にわたって守備コーディネーターを務め、デトロイト・ライオンズでヘッドコーチ(HC)に就任した経歴を持つパトリシアは、ニューイングランド・ペイトリオッツの攻撃プレーコーラーとして1シーズンを過ごした後、今オフシーズンにイーグルスに採用されている。パトリシアは今シーズンの大半を、イーグルスの3つのフェーズすべてに助言することに費やしてきたが、特にポストシーズンにおける経験の豊富さを考慮すると、今後はディフェンス面でより重要な役割を担うことになるだろう。

イーグルスはパトリシアの指示を取り入れることで、このところ不調なユニットが改善されることを期待している。

イーグルスが3試合連続で33点以上を許したのはチーム史上2度目(1967年シーズン第11週から第13週)だ。シーズン第8週以降の試合平均被ヤード(428.2ヤード)はその間においてNFLで最多となっている。また、シーズン第8週以降の試合平均被得点(30.0点)はワシントン・コマンダースに次いでリーグで2番目に多い。『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、イーグルスが6試合で180点以上を許したのは2015年以降で初めてだという。

イーグルスはサンフランシスコ・49ersとダラス・カウボーイズに連敗を喫したものの、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区タイトルへの道をコントロールしながら、今季のスケジュールにおける最も厳しい部分を乗り越えた。ニック・シリアニHCは、シーズンを通して攻守いずれかのプレーにばらつきがあったにもかかわらず勝利を手にしてきたイーグルスが、完ぺきなゲームをすることを求めている。

【RA】