現地18日（月）、土曜日の試合でインディアナポリス・コルツのワイドレシーバー（WR）マイケル・ピットマンを負傷させたピッツバーグ・スティーラーズのセーフティ（S）ダマンテ・ケイジーに対し、NFLがポストシーズンを含む今季残り試合の出場停止処分を下した。

土曜日の試合の第2クオーターで、ケイジーは飛び込んできたピットマンの頭と首周辺に体当たりするという悪質なヒットを犯し、退場処分を受けている。

NFLのフットボール運営部門副社長のジョン・ラニアンが出場停止処分を下し、ケイジーの度重なるフィールド上の健康と安全に関する規則違反を指摘した。

ラニアンは出場停止処分について、ケイジーに宛てた書簡の中で次のように述べている。

「第2クオーター残り8分49秒の場面で、あなたはリーグが重大なプレー規定違反とみなすプレーを行った。このプレーを捉えた動画には、あなたが無防備な姿勢を取っていたコルツのレシーバー、マイケル・ピットマンの頭と首のあたりに強引な一撃を加えているところが映っている。あなたと相手選手の間に遮るものはなく、不正な接触は避けられたはずだ。あなたの行為は悪質であり、その結果、このゲームから失格とする」

ラニアンはさらにこう付け加えている。

「選手の安全を守るためのルールに選手が繰り返し違反した場合、特にその違反が相手選手にケガを負わせる重大なリスクを伴う場合、より影響の大きい罰を科すことが適切だ」

ケイジーは今シーズン、スティーラーズの一員として14試合全てに出場。そのうち9試合に先発し、タックル61回とインターセプト2回、ファンブルリカバリー2回を記録している。ケイジーはレギュラーシーズンでシンシナティ・ベンガルズ、シアトル・シーホークス、ボルティモア・レイブンズとの試合を欠場することになり、チームがプレーオフに進出しても出場するとはできない。

団体協約により、ケイジーには出場停止処分を不服とする権利がある。シーズン序盤にはデンバー・ブロンコスのSカリーム・ジャクソンが今シーズン最初の出場停止処分を4試合から2試合に減じられている。

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