アウェー戦での「気が遠くなるような」苦戦について「正直、もはや受け入れがたい」とカウボーイズLBパーソンズ
2023年12月19日(火) 11:24ダラス・カウボーイズは快適なホームのAT&Tスタジアムから離れると一転して苦戦を強いられており、現地17日(日)に行われたバッファロー・ビルズとの試合ではアウェーで31対10と大敗を喫した。カウボーイズはアウェーでは3勝4敗、ホームでは7勝0敗の成績だ。
今回の敗戦は12月中旬のバッファローにしては穏やかな天候のせいでも、芝のせいでもない。ホームから離れたカウボーイズのパフォーマンスの落差は、もはや困惑の域に達している。
チームの公式サイトの発表によると、カウボーイズのヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーは敗戦後、「これはギャップであり、私のメッセージの一部だ」と述べ、こうつけ加えたという。「ホームではとてもいいプレーができる。アウェーでの試合とのギャップが大きすぎる。それは認識しているし、帰りの長いフライトで考えて、話し合うつもりだ。朝にはマイアミに移動しなければならないし、この問題を解決しなければならない。そうだな、もっと良くならないと」
カウボーイズは今季アウェー戦での得点差がマイナス4(NFLで14位)なのに対し、ホームでの得点差ではリーグトップのプラス171を記録している。
ディフェンスはランニングバック(RB)ジェームズ・クックとビルズに苦しめられ、ハーフタイム直前ではない通常のドライブ7回のうち2回しかパントに抑えることができず、ビルズに28回のファーストダウン獲得を許した。
シーズン序盤、カウボーイズはアウェーでのアリゾナ・カーディナルスとの試合で大失敗した。サンフランシスコ・49ersにアウェーで大敗し、シーズン第9週のフィラデルフィア・イーグルス戦では接戦を演じたものの、アウェーでのわずかなミスが敗戦につながっている。そして日曜日のビルズに対する惨敗が続いた。
ラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズは「正直、もはや受け入れがたい」とコメントし、こう続けている。「言い訳のしようがない。気の遠くなるようなことだし、なぜアウェーでいいプレーができないのか、うまくいかないのか理解できない。来週も再びアウェー戦が控えているから、反省して改善する必要がある」
カウボーイズの今季アウェー戦での勝利はシーズン第1週のジャイアンツ戦(現時点で5勝)での圧勝、シーズン第6週ロサンゼルス・チャージャーズ戦での3点差の勝利(チャージャーズはコーチとGMを解雇したばかり)、そしてシーズン第11週パンサーズ戦(現時点で2勝)での圧勝のみとなっている。
マンデーナイトゲームを前にNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区首位の座を明け渡したカウボーイズは、クリスマスイブにマイアミ・ドルフィンズとの大事なアウェー戦を控えている。シーズン終盤にはホームでデトロイト・ライオンズ、アウェーでワシント・コマンダースと対戦予定だ。
ダック・プレスコットのプレーはカウボーイズのアウェーでの苦戦を強調している。日曜日のビルズ戦で、プレスコットはパス34回中21回成功で134ヤード、インターセプト1回を記録し、今季初めてのパスタッチダウン0回、インターセプト1回のゲームとなり、キャリア2回目のパス140ヤード未満、タッチダウン0回(最低10回のパスアテンプト)のゲームとなった。
今シーズンの7回のアウェーゲームで、プレスコットのパス成功率はホームに比べて10.8ポイント低い(63.2%対74%)。1試合あたりの獲得ヤードは216.3ヤードで、ホームより87.3ヤード少ない。タッチダウンとインターセプトの比率はアウェーで8対5、ホームでは20対2。パサーレイティングはホームで122.5だったのが、アウェーでは84.2と38.3ポイントも急落している。
プレスコットはアウェーでの苦戦について、「それは大きな違いであり、これからの数週間はその違いを把握し、そのギャップを縮めることについて注力する」と語り、次のように続けた。
「俺たちはホームでやっているように試合を進めたいんだけれど、そうなっていない。その答えを見つけなければならない。・・・先週はホームで良いチームに勝ったのに、今日はここに来て3つの局面で何もできなかったというような、2つの異なるチームになるわけにはいかない」
【KO】