ニュース

プレーオフ争いから脱落し、タイタンズ以外でプレーすることを検討するRBヘンリー

2023年12月19日(火) 16:09

テネシー・タイタンズのデリック・ヘンリー【AP Photo/George Walker IV】

現地17日(日)に行われたヒューストン・テキサンズ戦で延長戦の末に19対16で敗れたことで、テネシー・タイタンズはプレーオフ争いから脱落した。これを受け、ランニングバック(RB)デリック・ヘンリーはタイタンズ以外でプレーする将来を考える時間を持つことを自分自身に許している。

プロボウルに3度選出された経歴を持つヘンリーは、2020年に結んだ4年5,000万ドル(約71億7,070万円)の契約が満了することから、今季終了後にフリーエージェント(FA)になる予定だ。今季、ヘンリーの周りにはトレードされるのではないかという憶測が常に飛び交っていた。普段はそうしたうわさを一蹴し、現在のことに集中しているヘンリーだが、今回ばかりは別のジャージーを着てプレーする将来について考えたようだ。

『ESPN』のターロン・ダベンポートによると、ヘンリーは「ああ、今日は間違いなくそういう(タイタンズでのキャリアが終わるかもしれないという)予感がした」と明かしたという。「そこ(プレーオフ)に滑り込めるんじゃないかって期待していたけど、3試合が残されている中で敗退してしまった。俺はずっとここでキャリアを積んできた。間違いなく強くなりたいと思っていたけど、そうはならなかった」

ヘンリーは日曜日に今季最低のパフォーマンスを見せ、その成績はキャリー16回で9ヤード、キャッチ4回で1ヤードにとどまっている。今シーズンの14試合で、ヘンリーはキャリー230回で884ヤード、タッチダウン10回を記録。輝きを見せた瞬間もあったが、結局それは、これまでの4シーズン中3シーズンでリーグトップのキャリー数を誇っていた選手にようやく仕事量が追いついてきたといった様子だった。

「この最後の3試合で全力を尽くし、フィールドですべてを出し切るつもりだ」とヘンリーは語っている。

オフシーズンを迎えるにあたり、NFLで最もキャップスペースがあるチームになると予想されているタイタンズはヘンリーを呼び戻すかもしれないが、それはヘンリーのマーケットが他の場所でどのように浸透するかにかかってくる可能性が高い。ここ数週間で印象的なパフォーマンスを見せている新人RBタイジェイ・スピアーズは、ヘンリーの状況がどう転ぶかにかかわらず、2024年により多くの仕事を得ることになるだろう。

【RA】