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バッカニアーズQBメイフィールド、ランボー・フィールドで完璧なパサーレーティングを記録した初の対戦QBに

2023年12月19日(火) 17:10


タンパベイ・バッカニアーズのベイカー・メイフィールド【Matthew Becker via AP】

ランボー・フィールドで完璧なパサーレーティングを記録したクオーターバック(QB)は2019年のアーロン・ロジャース(当時グリーンベイ・パッカーズ、対レイダース戦)と、現地17日(日)に敵地に乗り込んだベイカー・メイフィールドの2人だけだ。

タンパベイ・バッカニアーズのQBメイフィールドはパス28回中22回成功で381ヤード、タッチダウン4回を記録し、完璧なパサーレーティングである158.3をマークしてパッカーズの守備コーディネーター(DC)ジョー・バリー率いるディフェンスを切り刻み、34対20で勝利した。この試合でバッカニアーズはランボー・フィールドでの最多得点記録を更新している。

この勝利でバッカニアーズは7勝7敗となりNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区首位をキープしたが、メイフィールドは完璧なパサーレーティングの達成を控えめに評価した。

『ESPN』のジェンナ・レインによれば、メイフィールドは「正直言って、12月の試合はすべて重要だ」と語り、こう続けたという。「この1勝はとても重要だったけれど、リセットボタンを押して来週に進まなければ、この1勝がない。他のどの試合よりも特別なわけではない。今が一番大事なのは確かだけれど、それを楽しんだ上で、次の週につなげるのが重要だ。それがチームとして持つべきメンタリティだ」

日曜日のパッカーズ戦はメイフィールドにとってキャリア4度目のパスタッチダウン4回以上の試合、またキャリア3度目のインターセプトなしでタッチダウン4回を決めた試合となった。この試合でメイフィールドはキャリア初の完璧なパサーレーティングを達成している。また『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、これはパッカーズが1980年以来初めて(ホームでは初めて)、相手QBに158.3のパサーレーティングを許した試合だった。

第1クオーターに自陣の深い位置でファンブルして、パッカーズにこの試合で唯一のリードを許したメイフィールドは、続く6回のポゼッションで、後半開始から3連続してエンドゾーンに到達したドライブを含めて、5回、得点に導いている。アトランタ・ファルコンズとの対戦で逆転勝利をもたらすドライブを指揮した1週間後、メイフィールドはバッカニアーズを地区首位に押し上げた。

バッカニアーズのヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズはメイフィールドについて「彼はすべてを意味している」と述べた上で、次のようにつけ加えた。「精神的な面からクオーターバックとしてのプレー、タフさ、リーダーシップの面まで。彼はすべてをやってのけた。全ての条件を満たしている。彼は今、正しいことをすべてやっているし、彼については何も言うことはない」

メイフィールドは日曜日の試合に臨むにあたって過去2回(2021年にクリーブランド・ブランズのQBとして、2022年にロサンゼルス・ラムズのQBとして)ランボー・フィールドに遠征して5回のインターセプトを喫している。しかし、日曜日の試合ではほぼ完璧だった。

「三度目の正直だったね」というメイフィールドは、こう続けている。「俺たちのチームはここに来る準備がしっかりと整っていた。プレーオフのメンタリティについて話していたように、1つの仕事を念頭においてここに来て、勝つ方法を見つけること。だから、このチームで勝利を掴めてとても幸せだ。それを楽しみつつ、次の週に向けてリセットボタンを押すつもりだ」

バッカニアーズの3連勝はニューオーリンズ・セインツとの地区首位争いをセットアップした。バッカニアーズは次の2週間、ジャクソンビル・ジャガーズとセインツをホームに迎えて、その後カロライナ・パンサーズとのアウェー戦でシーズンを締めくくる。

今オフシーズンに、メイフィールドはバッカニアーズと1年契約を結び、信頼できるNFLの先発クオーターバックであると証明することを望んでいた。常に美しいというわけではないものの、メイフィールドは2024年のバッカニアーズに確かな影響を与えている。チームをプレーオフに導くことは、メイフィールドにとって最高の成果となるだろう。

【KO】