脳しんとうプロトコルにとどまっているジャガーズQBローレンス
2023年12月21日(木) 08:31ジャクソンビル・ジャガーズのクオーターバック(QB)であるトレバー・ローレンスは今も脳しんとうプロトコルにとどまっていると、現地20日(水)に行われた記者会見の場でヘッドコーチ(HC)のダグ・ペダーソンが認めた。
ペダーソンHCは水曜日の練習に参加しなかったローレンスが、日曜日に組まれているタンパベイ・バッカニアーズとの試合に向けて“順調に進んでいる”と話している。
ローレンスはジャガーズがボルティモア・レイブンズに敗れたシーズン第15週の試合後に、症状を自己申告して脳しんとうプロトコルに入った。ペダーソンHCは試合後、ローレンスは試合の最後までプレーしたものの、第4クオーターのあるプレーで脳しんとうを起こしたと考えていると述べた。
日曜日にバッカニアーズと戦う重要な試合に向け、ローレンスにはまだ脳しんとうプロトコルを完了するための時間がある。仮に脱することができなかった場合、ベテランのC.J.ビーサードが先発するだろう。ビーサードはキャリア通算2勝12敗で、最後に先発したのはサンフランシスコ・49ersに在席していた2020年シーズン第17週のことだった。
12月4日にシンシナティ・ベンガルズに敗れた際にハイアンクルスプレインを抱えていたローレンスにとって、脳しんとうはまた新たに対処を強いられる問題だった。ローレンスは3年のキャリア通じて、先発の機会を逃したことがない。2021年以来、48試合で先発しているクオーターバックはローレンスを含めて2人のみ(もう1人はパトリック・マホームズ)だ。最後にローレンス以外で先発したジャガーズのクオーターバックは、2020年シーズン第17週に登場したマイク・グレノンだった。
3連敗を喫しながらも、8勝6敗のジャガーズは今もAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区トップにとどまっており、タイブレーカーによってそれぞれ8勝6敗のインディアナポリス・コルツとヒューストン・テキサンズを上回っている。
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