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イーグルスQBハーツ、シーホークスに敗れた後の発言について説明

2023年12月22日(金) 10:28


フィラデルフィア・イーグルスのジェイレン・ハーツ【AP Photo/Lindsey Wasson】

試合に敗れてから3日が経過し、フィラデルフィア・イーグルスのクオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツは現地18日(月)夜にシアトル・シーホークスに敗れた後に残したコメントについて明らかにするために、小さな一歩を踏み出した。

試合後のコメントで、ハーツがより良いコミットメントと実行を求めたとき、それはハーツがチームメイトにさらに多くを求めていると解釈されたのかもしれない。実際のところ、ハーツは自分自身を見つめていた。そして、自分がもっと良くなる必要があると感じていたのだ。

ハーツは木曜日に報道陣に対して「俺が言っているのは、すべては俺から始まるということ。調子を決めるのは俺だ。俺が温度を決める」と説明している。

「俺がみんなの温度感も、何もかもを決めるんだ。あらゆる面で自分自身を高めようとしている。自分の基準は分かっている。その基準を試合でも発揮する」

「現実では他のみんなにもそういう基準がある。大事なのはチームメイトとコーチだけだ。このチームのために必要な状態になるために自分を高めるしかない。勝つためには真の一体感が必要だし、勝つのは難しいことだ。それに伴う課題を受け入れなきゃいけない」

ハーツは、今もなおNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区の王座だけではなく、第1シードの獲得も狙って争っている10勝4敗のイーグルスのために、チームの前に立ちはだかる課題を受け入れようとしている。イーグルスが苦戦し始めた時期は悪かったものの、すべてが失われたわけではない。イーグルスはレギュラーシーズン最後の3試合で、アリゾナ・カーディナルス戦を挟んで2回のニューヨーク・ジャイアンツ戦に臨むが、それらの試合ではすべて勝利すると見込まれている。

プレーオフに向けて調整するのに今ほど適したタイミングはないと言えよう。スーパーワイルドカード週末(あるいは、再びトップシードに返り咲いた場合はディビジョナルラウンド)の試合をホームで行うことを確実にできるのは、イーグルスがビジネス、つまりクオーターバックから始まるプロセスに対処した場合だけだ。

「前に突き進むしかない。目の前には素晴らしいチャンスがある」と語ったハーツは「どんなことにも美しい部分がある。どんなことにもポジティブな部分があるんだ。だからこそ、これは単に自分たちが経験していることに過ぎないと思っている。結局のところ、俺たちは試合に出てプレーしなきゃいけない。ここに来て、仕事に取り組み、意図的に行動する必要がある。自分たちに一貫性を持たせ、集中し続けるんだ」と続けた。

ハーツが言うように、重要なことはシンプルであり、フットボールのどのレベルでも必要なこと――つまり、“実行すること”だ。イーグルスは主にそれに集中している。それを修正できれば、自分たちが成功を収められないと考える理由はなくなるはずだ。

「他の誰かがどうこうということじゃなくて、自分たちがどう実行するかだ」とハーツは強調している。

「決して他の誰かがどうこうということじゃない。自分たちがどうやって実行しているかが大事だった。それが現実だ。そうする方法を見つけること、さまざまな方法で効率的になる方法を見つけること、結局はそういうことだ。それは俺から始まる」

クリーンでミスのない未来に向けたハーツの旅は、クリスマスにホームで行われるジャイアンツ戦から始まる。イーグルスのファンはデラウェア川沿いに冬が訪れようとも、ハーツのリーダーシップが実を結ぶことを願っている。

【RA】