複数のチームがプレーオフを確定させる可能性、あるいは地区優勝を決めるチャンスを手に試合に挑んだシーズン第16週、新たにポストシーズン出場を決めたチームが現れた。

2023年シーズン第16週プレーオフ戦線のシナリオ

5シーズン連続でプレーオフ進出を逃していたマイアミ・ドルフィンズが、マイク・マクダニエルHC（ヘッドコーチ）の指揮下で2年連続のポストシーズン進出を果たしている。

現地24日（日）、ドルフィンズはダラス・カウボーイズに22対20で勝利してプレーオフ進出を確定させた。

マクダニエルHCは試合後に「誰が何と言おうと私はこのチームを誇りに思っている。自分の仕事をすることだけを気にかけ、チームメイトとともにそれに責任を持つモードにならなければならない。今回はこのチームにとって重要な勝利だったと思う」と述べている。

マクダニエルHCはデイブ・ウォンステッドが2000年から2001年に成し遂げてから初めて、就任してから最初の2シーズンで連続してドルフィンズをポストシーズンに導いたヘッドコーチとなった。

次の目標は2008年以来となるAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）東地区優勝だ。バッファロー・ビルズが土曜夜にロサンゼルス・チャージャーズを破ったことにより、ドルフィンズはシーズン第16週にその目標を達成することができなかった。

ドルフィンズのクオーターバック（QB）トゥア・タゴヴァイロアはプレーオフ進出を決めたことについて「最高だ」と語っている。「OTA（チーム合同練習）やトレーニングキャンプを通して懸命にやってきたのはそのためだ。だからこそみんなシーズン序盤にできるだけ多くの試合に勝とうとするんだ。それによってチームとしての考え方は変わらないと思っている」

地区優勝を確定させることはできていないとはいえ、マクダニエルHCのチームが11勝4敗でプレーオフ進出を決め、地区タイトルも射程圏内に捉えていることを考えれば、クリスマスイブに祝杯を挙げる理由はあるだろう。

【RA】