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バイキングスTEホッケンソンがACLとMCLを負傷、シーズン終了に

2023年12月27日(水) 09:37

ミネソタ・バイキングスのT.J.ホッケンソン【NFL】

再びポストシーズン進出を果たす方法を模索していたとしても、ミネソタ・バイキングスはそれをスタータイトエンド(TE)T.J.ホッケンソン抜きでやらなければならない。

ヘッドコーチ(HC)ケビン・オコンネルは現地26日(火)に、ホッケンソンがACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)とMCL(内側側副靭帯/ないそくそくふくじんたい)の両方を負傷して今季の残る試合を欠場することになったと発表。オコンネルHCはセンセーショナルな活躍を見せていたラインバッカー(LB)D.J.ウォヌムが大腿四頭筋の肉離れに見舞われたともつけ加えている。

オコンネルHCは「D.J.ウォヌムが大腿四頭筋の肉離れに見舞われたことを本人に確認することができた。彼は故障者リザーブ(IR)に入ることになっており、今週中に治ることが期待されている」と述べ、こう続けた。「T.J.ホッケンソンはMCLとACLを負傷した。彼もIR入りする予定だ。2人を思うと残念でならない。うちの選手の中で最もインパクトのある2人で、チームのリーダーだ。人として、チームメイトとして、芝生の上の選手として、あらゆる面で私たちがミネソタ・バイキングスとして求める基準を設定してくれているような存在だ。彼らを失うことを克服するのは難しいだろうが、他の選手たちにステップアップしてもらわなければならないし、できれば彼らがこれからもチームに関わり、チームの周りにいてくれることを願っている。なぜなら、すでに言ったように、彼らはリーダーであり、このロッカールームにとってものすごく重要な存在だからだ」

シーズン終盤に見舞われたケガであることを踏まえると、ホッケンソンは2024年シーズン開幕までに回復できないかもしれない。

26歳のホッケンソンは日曜日に敗れたデトロイト・ライオンズ戦の第3クオーター序盤にキャッチを決めた際に負傷して退場を余儀なくされた。

ホッケンソンは2023年シーズンに、キャッチ95回でチーム最多となる960ヤード、タッチダウン5回をマーク。15試合を通してのキャッチ数はタイトエンドの中で2位、ヤード数は3位となっている。バイキングスはこのオフシーズンにホッケンソンと4年6,600万ドル(約93億9,692万円)の契約を結んだ。

7勝8敗まで落ち込み、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)第8シードの位置につけているバイキングスにとって、ホッケンソンを失うことは大きな痛手と言えよう。バイキングスはスターTEを欠いた状態でプレーオフ進出に向けて再び足場を固めなければならないだけではなく、このケガによって2024年に向けてのアプローチも変えなければならなくなる可能性がある。

オコンネルHCは日曜日に足首を負傷して退場した新人ワイドレシーバー(WR)ジョーダン・アディソンも日毎の観察になるとつけ加えている。

【RA】