レイブンズ戦に向けた練習に制限付きで参加したドルフィンズQBタゴヴァイロア
2023年12月28日(木) 08:42マイアミ・ドルフィンズのクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアは2023年シーズン最後の2週間をやや不快感を覚えた状態で過ごすことになるだろう。
現地27日(水)に公表された練習報告によると、タゴヴァイロアは大腿四頭筋と左手親指の痛みのため、水曜日の練習で制限を受けていたとのこと。
ヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルは水曜日のセッションに先立って発言したものの、タゴヴァイロアの健康上の問題については何も言及しなかった。タゴヴァイロアが2023年に故障者レポートに載るのはわずか2度目のことだ。前回、故障者レポートにタゴヴァイロアの名前が記載されたのはシーズン第13週で、その前の週に行われたブラックフライデーゲームのニューヨーク・ジェッツ戦で右腕に裂傷を負ったことが原因だった。
今回の問題は深刻ではないものの、裂傷よりも気がかりなものだと言えよう。左利きのタゴヴァイロアはフットボールを握るのも投げるのも親指に頼っており、機動力のあるクオーターバックがドルフィンズ攻撃陣の指揮官として能力をフルに発揮するには、脚のすべての部分ができるだけ健康な状態である必要がある。
とはいえ、水曜日の練習に制限付きで参加したことを踏まえると、どちらのケガもそれほど深刻ではなさそうだ。
パスヤード(4,214ヤード)でNFL首位に立ち、タッチダウン対インターセプト比で26対10をマークしているタゴヴァイロアは、シーズン第16週に行われたダラス・カウボーイズ戦でチームを22対20の勝利に導き、ドルフィンズのプレーオフ進出を確定させるのに貢献した。レギュラーシーズンがあと2週間残っている中で、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区ではまだバッファロー・ビルズがドルフィンズを追っている状態だ。また、日曜日には第1シードを保持しているボルティモア・レイブンズとの対戦が控えているため、タゴヴァイロアが休んでいる暇はない。ドルフィンズはレイブンズ戦までにタゴヴァイロアが回復することを願っているだろう。
【RA】