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パッカーズがコイントスの一件でCBアレクサンダーを1試合の出場停止処分に

2023年12月28日(木) 09:49


グリーンベイ・パッカーズのジャイア・アレクサンダー【NFL】

現地24日(日)に臨んだカロライナ・パンサーズ戦における試合前のコイントスで不適切な行動をしたとして、グリーンベイ・パッカーズがコーナーバック(CB)ジャイア・アレクサンダーに1試合の出場停止処分を科した。

ジェネラルマネジャー(GM)ブライアン・グーテクンストは声明で「選手を出場停止にするという決断は決して簡単なものではないし、軽々しく受け止めているわけでもない。残念ながら、カロライナで行われた試合前のジャイアの行動が、今回の措置につながった」と述べている。「組織として、われわれは全員がチームを第一に考えることを期待している。残念ではあるが、今朝はジャイアとしっかり話し合うことができ、共に前進していく中で、彼が今回のことから学んでくれることを心から期待している。彼はこのチームの大切なメンバーであり、今後もそうあり続けるはずであるため、来週また彼を迎えることを楽しみにしている」

ノースカロライナ州出身のアレクサンダーはゲームキャプテンとして発表されていなかったものの、試合前のコイントスに臨み、危うくパッカーズのポゼッションを失うところだった。アレクサンダーはコイントスに勝った後に、パッカーズがディフェンスを希望すると発言。審判のアレックス・ケンプはアレクサンダーに、パッカーズは“辞退”を選択したということなのか明確にさせた。このように明確にされていなければ、パンサーズは前後半ともに最初に攻撃権を得ていたかもしれない。

パッカーズが33対30で辛勝した後、ヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーはアレクサンダーを快く思っていなかった。

『ESPN』によると、ラフルアーHCは「あれは大きなミスだった。あれは毎回、試合に出る前に確認していることで、“もしトスに勝ったら辞退しよう”と言っていた。試合前に審判のところに行って、自分たちがどうしようとしているのかを明確にしておいた。今年の初めにも同じようなことがあったから、常に先を見越したアプローチを心がけている」と述べたという。

ラフルアーHCは水曜日に報道陣に対して、今回の出場停止処分は日曜日の行動だけに起因するものではないと明かしている。

ESPNによれば、ラフルアーHCは「これだけは言える。決して1つのことだけではない」と語り、こうつけ加えたという。

「特に今の状況(シーズン中)では厳しい決断だが、私たち全員が責任を負うべき基準がある」

当時、アレクサンダーはこの状況を大したことだとは思っていなかった。

日曜日、アレクサンダーは試合後に「“俺たちのディフェンスに出てもらいたいと思っている”って言ったら、みんなが俺のことをクレイジーだっていう目で見てきた。つまり、俺が言ったことはかなりシンプルで、ディフェンスに出てもらいたいっていうことだった。“辞退するという意味か?”って聞かれたから“ああ、そうだな”って答えた」と話している。

プロボウルに2度選出された経歴を持つアレクサンダーは今シーズン、わずか6試合しか出場していない。肩を負傷していたアレクサンダーにとって、パンサーズ戦は6試合ぶりに出場した試合だった。

7勝8敗のパッカーズは日曜夜に地区ライバルのミネソタ・バイキングスと対戦する。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、パッカーズがプレーオフに進出する可能性は現時点で26%とのこと。バイキングスに敗れればその可能性は1%にまで下がり、勝てば56%まで上がるという。

【RA】