ジャガーズQBローレンスがパンサーズ戦から除外、C.J.ビーサードが先発へ
2023年12月30日(土) 06:44トレバー・ローレンスがNFLキャリアで初めて試合を欠場する。
ジャクソンビル・ジャガーズはシーズン第16週に負った肩のケガを理由に、クオーターバック(QB)ローレンスを現地31日(日)に控えたカロライナ・パンサーズ戦から除外。
ローレンスは今週の練習に一度も参加していない。
バックアップQBであるC.J.ビーサードがサンフランシスコ・49ersに所属していた2020年シーズン第17週以来となる先発を果たす。
ローレンスは今季、シーズン第13週に見舞われた遠位脛腓靭帯捻挫(えんいけいひじんたいねんざ/ハイアンクルスプレイン)をはじめ、何度か負傷を乗り越えてプレーしており、シーズン第15週を終えたあとには脳しんとうプロトコルに入ったこともある。ドラフト全体1位指名を受けてジャガーズ入りしたローレンスはその都度、なんとか出場してきたが、今回の肩のケガで戦線離脱を余儀なくされる。
ローレンスはここ最近、ケガをおしながらプレーするも苦戦を強いられ、シーズン第14週から第16週までの成績はパス成功率57.4%、1回のパスあたりの平均ヤードは6.0、タッチダウン5回、インターセプト5回、パサーレーティングは71.5だ。
ローレンスの失速に伴ってジャガーズも精彩を欠き、4連敗を喫している。
ビーサードがその流れを止めるべく出陣する。ベテランQBのビーサードはこの4週間のうち、2試合でローレンスに代わって出場し、いずれも敗戦に終わっているが、パス25回中20回、157ヤード、タッチダウンパス1回を記録した。30歳のビーサードは49ers時代の戦績を2勝10敗としている。
ビーサードを司令塔とするジャガーズはこのところ苦戦を強いられていたランゲームを軌道に乗せる必要がある。ジャガーズが4連敗となった試合を通してランニングバック(RB)トラビス・イーティーエンは1試合平均30.8ヤードしか走れていない。
ただ、4連敗したとはいえジャガーズはまだAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区首位をキープしており、ヒューストン・テキサンズとインディアナポリス・コルツに対しては直接対決のタイブレークで上回っている。残るパンサーズとテネシー・タイタンズの試合に勝利すれば、ジャガーズは2連連続の地区優勝が確定する。
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