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不振のWRディッグスについて「シーズン終盤に彼が必要になる」とビルズHCマクダーモット

2024年01月04日(木) 10:15


バッファロー・ビルズのステフォン・ディッグス【AP Photo/Matt Durisko】

バッファロー・ビルズのスターワイドレシーバー(WR)ステフォン・ディッグスはこの数週間で成績が下がり、出場機会も減少している。直近の3試合では出場率が65%以下となっており、4試合連続で50ヤード以下の獲得にとどまっている状態だ。

今週、ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクダーモットはディッグスの出場機会減少はケガとは関係ないとした上で、ターゲットになる機会が減っているのは、単にクオーターバック(QB)ジョシュ・アレンが適切なリードをし、ディッグスに無理にボールを回していないだけだと指摘した。

チーム公式サイトによると、マクダーモットHCは「私の知る限り、医学的に彼が苦しめられている大きな問題はないし、それについてはトレーナーのネイト(ブレスケ)から連絡をもらっている。ジョシュが自分のリードとプログレッションを確認し、私たちがプログレッションを適切に進めていることを確かめているだけだ」と述べたという。

シーズン序盤はコンスタントにスナップの約90%に参加していたディッグスだが、最近はフィールドの外にいることが多くなっている。11月中旬に攻撃コーディネーター(OC)の仕事を引き継いだジョー・ブレイディは、ディッグスがフィールドにいるときに“全体がより良くなることをチームは理解している”ものの、レップス数が減少しているのは全体的なプランの一部だと語った。

「いいか、プレーの中で彼を外に出すことは間違いなくあると思う。それほど多くのスナップに参加させないということは、シーズン序盤に私たちが到達したいところにたどり着くために話し合ったことだったと思う」と明かしたブレイディはこうつけ加えている。

「週末を迎えるにあたってわざと彼を試合から外すプレーもある」

ディッグスは直近の4試合を含め、過去7試合中6試合で50レシーブヤードに到達していない。

シーズン第1週から第9週のディッグス:キャッチ率72.2%、試合平均キャッチ7.8回、キャッチ平均11.9ヤード、試合平均92.7レシーブヤード、タッチダウンキャッチ7回

シーズン第10週から第17週のディッグス:キャッチ率54.5%、試合平均キャッチ4.3回、キャッチ平均8.7ヤード、試合平均37.4レシーブヤード、タッチダウンキャッチ1回

シーズン第4週に勝利したマイアミ・ドルフィンズ戦で、ディッグスは120ヤード、キャッチ6回でタッチダウン3回をマーク。AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区優勝をかけた次のドルフィンズ戦で、ビルズはシーズン第4週のような展開を求めているはずだ。

「彼は私たちにとって重要な要素だ」と強調したマクダーモットHCは「私たちはシーズン終盤に彼が必要になる」と続けている。

シーズン終盤とは今のことだ。ビルズが復活を果たし、4年連続のディビジョンタイトル獲得を成し遂げるには、現地7日(日)夜にマイアミでディッグスが最盛期の姿を取り戻す必要があるだろう。

【RA】