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ファルコンズが3年を共にしたアーサー・スミスHCに別れ

2024年01月09日(火) 11:09


アーサー・スミス【AP Photo/Danny Karnik】

アトランタ・ファルコンズにおけるアーサー・スミス時代は3シーズンで終わった。

6シーズン連続で――スミス指揮下では3シーズン連続で――ポストシーズン進出を逃したファルコンズが、ヘッドコーチ(HC)であるスミスを解雇したことを現地7日(日)の夜に明らかにしている。

CEOであるリッチ・マッケイとの話し合でスミス解雇の決断を下したオーナーのアーサー・ブランクは「こういった決断は決して簡単ではないし、気分の良いものでもない」と述べ、次のように続けている。

「われわれはスミスコーチを深く尊敬しており、この3年にわたる彼の尽力や貢献に感謝している。彼はわれわれのフットボールチームに優れたカルチャーを築く一助となったが、フィールド上の結果はわれわれの期待に届かなかった。熟考した結果、われわれはヘッドコーチのポジションに新たなリーダーシップを迎えることが、チームにとって最良の道だと決断した」

声明によれば、チームの新ヘッドコーチ探しはすぐに始まり、ブランクとマッケイが先頭に立って、ジェネラルマネジャー(GM)テリー・フォンテノーを始めとする面々からの“意見”を得ながら新リーダーを探していくという。したがって、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが指摘する通り、フォンテノーの座は安泰だと見られる。

声明でフォンテノーGMの“意見”を参照するとされたこと、また、記者会見の場でフォンテノーGMがブランクオーナーやマッケイCEOと同席していなかったことが、いくつかの質問を生じさせていた。ブランクオーナーはフォンテノーGMが月曜日にチーム施設にいたとし、その役割は引き続き人事の監督だと断言している。

ヘッドコーチとフォンテノーGMについて、ブランクオーナーは「昔ながらの組織表を見れば、彼らはいずれもリッチ・マッケイの直属となる」とコメント。

「そのことは明らかにしてきた。したがって、それは変わらない。リッチは今日、テリーに代わってここにいるといった感じだ。繰り返すが、われわれは分割して治めようとしている。そのことを尊重してほしい。それは、テリー個人とは何の関係もない」

その面で言えば、月曜日に語られた内容からすれば、フォンテノーの役割は変わらず、これからもCEOに直属することになる。それが誰であれ、次のヘッドコーチと同様に。

「アーサー・スミスはテリーの直属ではなかった。われわれはそう設定しなかった。われわれはそういったやり方を望んでいなかった。われわれはビジョンが共有でき、人事面で自分たちが必要だと考えるものを獲得できるパートナーシップ望んでいた。それは達成されたと思う。そういったコラボレーションという点で、われわれは3年前より確実に良い場所にいる。その部分については、今も同じ形で考えている。コーチがテリーに直属するとは考えていない。一方で、テリーは人事を監督するという同じ役割を担う。フィフティー・フィフティーの形か? われわれはそう考えている。変わる可能性もある」

スミスHCは21勝30敗という数字を残して、3年間を締めくくる。ファルコンズはそれぞれのシーズンで勝率.500を下回り、いずれも7勝10敗だった。

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