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ジャイアンツDCマーティンデイルが2シーズンで辞任

2024年01月09日(火) 11:27

ニューヨーク・ジャイアンツのドン・マーティンデイルDC【NFL】

ニューヨーク・ジャイアンツは2024年に新しい守備コーディネーター(DC)を探すことになる。

現地8日(月)、ドン・“ウィンク”・マーティンデイルがビッグブルーのDCを辞任したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話として報じた。

マーティンデイルはボルティモア・レイブンズのDCを4年間務めた後、2022年にヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボールの下でジャイアンツに入団している。

月曜日にダボールHCはマーティンデイルが来季もDCに留まるとの見通しを語っていた。その数時間後、マーティンデイルは去り、ジャイアンツはディフェンスで再出発を図ることになった。

ブリッツを多用するマーティンデイルの守備は波が激しく、相手に大量のヤードを稼ぐことを許し、被ヤード数では2シーズンとも下から3分の1の順位に終わっている一方で、クオーターバック(QB)にプレッシャーを与えてターンオーバーを誘うことにも長けていた。2023年にジャイアンツはNFLトップタイとなる31回のテイクアウェイを記録している。

ジャイアンツのオフェンスがクオーターバックを何人も起用しながら苦戦する中、マーティンデイルのディフェンスがビッグブルーを救ったこともあった。しかしながら、2人は否定しているものの、今シーズンはマーティンデイルとダボールHCの対立が目立っていた。

結局、両者は決別することに。

マーティンデイルは前シーズンにヘッドコーチ候補として関心を集めたが、今回のオフシーズンでも同様の状況になる可能性がある。あるいは、ディフェンス面でベテランの力を必要としているチームにとって、マーティンデイルはコーディネーターとしてうってつけの人材になるかもしれない。

マーティンデイルの辞任はジャイアンツにとって大きな変化となる。ダボールHCは、ジャイアンツで6シーズンにわたってスペシャルチームコーディネーターを務めたトーマス・マゴーヒーと、2年間在籍したオフェンシブラインコーチのボビー・ジョンソンの解雇を発表したばかりだ。ラポポートによると、アウトサイドラインバッカー(OLB)コーチのドリュー・ウィルキンズとその弟で守備アシスタントコーチのケビン・ウィルキンズも、行き先に関係なくマーティンデイルについて行く見込みだという。

本人にとってもチームにとって不本意な2年目のシーズンを終えたダボールHCは、コーチングスタッフの大幅な入れ替えからオフシーズンをスタートさせる。まずは志を同じくするDCを見つけるところからになるだろう。

【R】