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4勝13敗のコマンダースがロン・リベラHCと袂を分かつ

2024年01月09日(火) 13:03

ロン・リベラ【AP Photo/Patrick Semansky】

ワシントン・コマンダースの新オーナーであるジョシュ・ハリスは、2023年シーズンが終わるまで、ヘッドコーチの状況を評価するのを待つことを望んでいた。

実際に、ハリスはそうした。その結果、コマンダースが現地8日(月)にヘッドコーチ(HC)ロン・リベラを解雇したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが情報筋の話を元に伝えている。チームも後に、この動きについて明らかにした。

チームオーナーのジョシュ・ハリスは月曜日に発行された声明の中で「今日、われわれはロン・リベラと別の道を歩むことを決断した。ロンと彼の夫人であるステファニーに、彼らが、特にオーナーシップの転換期に、コマンダースとDMV(コロンビア特別区メリーランド州バージニア州)のコミュニティにしてくれたすべてのことに対して、ここで感謝したい」と述べた。

「ロンは厳しい時期にあったこの組織を導くのを助けてくれた。彼は良き人であり、思慮深いリーダーで、この組織とNFLにポジティブな貢献をしてきた。リベラファミリーの今後のご健勝を、心からお祈りしている」

ペリセロが情報筋の話を元に月曜日に報じたところによれば、コマンダースは空位になったヘッドコーチのポジションについて、デトロイト・ライオンズの攻撃コーディネーター(OC)ベン・ジョンソン、守備コーディネーター(DC)アーロン・グレンとの面談をリクエストしているという。ラムズDCのラヒーム・モリスもヘッドコーチ職の面談を要請されたとペリセロはつけ加えている。

ハリスオーナーは月曜日の遅くに、次のヘッドコーチについて決断する前に、フットボール運営責任者を雇用したいと報道陣に話した。

コマンダースは8連敗を喫して、4勝13敗で今季を終えた。これは62歳のリベラのキャリアにおいて、もっとも悪い成績だ。ワシントンD.C.におけるリベラ時代は、26勝40敗1分、プレーオフ進出1回、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区優勝1回、勝ち越しシーズン0回で幕を閉じる。

リベラは声明の中で「すべてのワシントンファンに、私があなたがたの揺るぎないサポートにどれだけ感謝しているか知ってほしい」とコメント。

「名称変更やロースターの動き、フットボール以外での話題、そして皆さんの期待に沿わないシーズンといったものを通して、それでもあなた方はこのチームを支えてくれた。われわれは2020年にNFC東地区のタイトルを勝ち取ったが、それ以降はそこに届かず、本当に落胆している。あなた方は忠実で、情熱的なファンであり、これからのあなた方を待っているのは良いことだけだ」

さらに、リベラは「ジョシュ・ハリスと彼のパートナーシップグループに、過去5カ月半のことに感謝している。あなた方と働くのは楽しかったし、今季を通じた私やこのチームへの関わりやサポートに深く感謝している。われわれが出会った瞬間から、あなたがこのチームの素晴らしい管理者になることは自明だった。あなたはすでに、このチームの立て直しに献身する姿をファンに示し、チームとワシントンのコミュニティ全体の揺るぎないつながりを新たなものにしてきた。あなたと知り合えたことは私にとって幸運であり、あなたがいたことはワシントンにとって幸運だった」と続けた。

日曜日に敗北したことで、コマンダースはNFC東地区内で0勝6敗となっている。

コマンダースに多くの変化が訪れようとしている今、ロン・リベラの今後についてもまだ分からない状況だ。

リベラはヘッドコーチとして送った13年間で102勝103敗2分を記録。過去6シーズンで勝ち越したことはなかった。もしかしたら、日曜日の試合がヘッドコーチとして最後の試合になるかもしれない。

それはもちろん、まだ分からない。ハリスオーナーが初めて選ぶヘッドコーチが誰になるのかも、また同様だ。

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