フランチャイズタグに否定的な態度を示していないコルツWRピットマン
2024年01月10日(水) 09:54インディアナポリス・コルツで勢いを増しているワイドレシーバー(WR)マイケル・ピットマンは、2023年シーズンにシェーン・スタイケンHC(ヘッドコーチ)の下でプロとして最高のシーズンを過ごした。ピットマンはキャッチ109回、キャリアハイとなる1,152ヤード、タッチダウン4回を記録。フリーエージェント(FA)になろうとしている26歳のピットマンは、良いタイミングで成果をあげたと言える。
現地8日(月)、ピットマンはコルツでプレーすることを気に入っているものの、オープンマーケットに出る準備をしていると明かした。
『FOX 59』によると、ピットマンは「今のところ、3月になるまでは、まだコルツの一員だ」と話したという。
「だけど、契約のことで言えば、俺はここまでやったから・・・ここでの4年間は大好きだったけど、あらゆる選択肢を探って、一番合うものを見つけなかったら、自分の適正評価をしたことにはならないだろう」
「そこに何があるのか、感覚をつかみたいんだと思う」
2023年シーズン、コルツは新人契約があと1年残っていたスターランニングバック(RB)ジョナサン・テイラーとの間で大きな決断を迫られた。前回のオフシーズンには、最終的に両者が新たな契約を締結するまでに、議論が堂々巡りになるなど、さまざまな出来事が生じている。
フリーエージェントになろうとしている選手にはよくあることだが、コルツは今オフシーズンにフランチャイズタグをピットマンにつけることもできる。ピットマンは2,166万4,000ドル(約31億3,148万円)前後と予想される1年契約を、長期契約を締結するまでの大金のプレースホルダーだと見なしているため、その契約を結ぶことに抵抗がないようだ。
ピットマンは月曜日に笑いながら「フランチャイズタグね。2,300万ドルももらえるんだったら誰も不満はないと思う」と語り、こう続けている。
「フランチャイズタグは自分のポジションのトップ5と同じような報酬が得られるから、リスペクトのタグみたいなもんさ」
「でも、どうしても1年契約でプレーしたいかって? 必ずしも、タグでプレーしたくないと言う必要はないだろう。それを、長期契約をつかみ取るために使うこともできるはずだ」
コルツには、ピットマンに年俸2,000万ドル(約28億9,095万円)以上を費やすのかという疑問が残る。ピットマンは過小評価されているとはいえ、フランチャイズを変えるようなスター選手なのだろうか? 真のナンバー1レシーバーたちより一段下のレベルなのだろうか?
コルツでの4年間でレシーブ平均10.9ヤードにとどまっていたピットマンは、コルツを離れた場合のフリーエージェントを視野に入れつつ、縦方向の脅威として自分をもっと使ってくれるオフェンスでプレーしたいと明かしている。
ピットマンは「(コルツは)俺に自分の実力を見せることを許してくれていたような気がする」とコメントし、「もちろん、俺のゲームにはダウンフィールドでのスローという側面がある。それは単に俺たちが今年やっていたオフェンスのタイプだ。俺たちはRPO(ランパスオプション)を多用して、それがうまく機能していた」と続けた。
【RA】