重度の呼吸器疾患で治療を受けているコルツオーナーのジム・アーセイ
2024年01月10日(水) 10:27インディアナポリス・コルツの関係者が現地9日(火)、オーナーのジム・アーセイが重度の呼吸器疾患で治療を受けており、今週に自身のバンドでパフォーマンスを披露することはできない見込みだと発表した。
今回の発表は、コルツがヒューストン・テキサンズに23対19で敗れて9勝8敗となり、プレーオフ争いから脱落した3日後に行われている。
チームは声明で「彼は素晴らしい治療を受けており、できるだけ早くステージに戻ることを楽しみにしている。現時点で追加情報はない。ジムが回復するまで、ジムと彼の家族のプライバシーを尊重していただきたい」と述べた。
“The Jim Irsay Band(ザ・ジム・アーセイ・バンド)”は、スポーツの記念品や楽器、オリジナルの印刷物など、ポップカルチャーのユニークな品々を一般に公開するジム・アーセイ・コレクション・ツアーの一環として、木曜夜にロサンゼルスで演奏を披露する予定だった。
64歳のアーセイは父ロバートが脳卒中で倒れた後、1995年にチームの日常業務を担当するようになった。1997年に父親が亡くなった際には、継母との法廷闘争に勝ってフランチャイズを維持している。
アーセイは、父親がロサンゼルス・ラムズを買収したあとに故キャロル・ローゼンブルームとフランチャイズを交換してコルツを手に入れて以来、チーム本部周辺に定着してきた。アーセイのキャリアは、殿堂入りしたクオーターバック(QB)ジョニー・ユナイタスがまだボルティモアでプレーしていた頃にボールボーイとなったところから始まっている。
1984年にコルツがボルティモアからインディに移ったあと、アーセイはリーグ最年少の25歳でジェネラルマネジャー(GM)に就任した。
コルツはアーセイの在任中にスーパーボウル制覇1回、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)タイトル獲得2回を成し遂げている。
【RA】