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バッカニアーズとQBメイフィールド、来季の復帰に相互に関心

2024年01月22日(月) 09:38

タンパベイ・バッカニアーズのベイカー・メイフィールド【AP Photo/Chris O'Meara】

クオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドがキャリアを立て直したことで、タンパベイ・バッカニアーズはディビジョナルラウンドに進出した。現地21日(日)に行われたその試合で、バッカニアーズはデトロイト・ライオンズに敗れたものの、今シーズンに成功を収めたことにより、メイフィールドがバッカニアーズに残留する可能性はあるようだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが日曜日に“NFL GameDay Morning(NFLゲームデー・モーニング)”で伝えたところによると、メイフィールドが2024年シーズンにバッカニアーズに戻ってくることには、双方共に興味を示しているとのこと。

メイフィールドが長期契約を手に入れる可能性もあるが、フランチャイズタグをつけられる可能性もあるとラポポートはつけ加えている。2023年、フランチャイズタグをつけられたクオーターバックの報酬は3,241万6,000ドル(約48億0,369万円)相当だった。

その額だったとしても、メイフィールドが2023年に結んでいた1年契約の金額(インセンティブ付きで850万ドル/約12億5,950万円相当)と比べるとかなりの増額だと言えよう。実力を証明しなければならない1年契約のもと、メイフィールドはトム・ブレイディ引退後の最初のシーズンを過ごしていたバッカニアーズをNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区優勝に導きながら、パスヤード(4,044ヤード)やタッチダウン数(28回)でキャリアハイを更新するなど、存在感を示してきた。

メイフィールドは昨季のNFC王者であるフィラデルフィア・イーグルスと対決した先週の試合でも3回のタッチダウンを決め、キャリア2度目のプレーオフ勝利を飾った。ラポポートによれば、メイフィールドは2023年のプレーオフで1勝するごとに25万ドル(約3,704万円)のボーナスが支給されるという。

ラポポートは12月にもメイフィールドとバッカニアーズが相互に関心を持っていると報じていたが、それ以降も好調なプレーを続けてきたことはパートナーシップを延長する上で好材料となるだろう。

2022年にカロライナ・パンサーズに加入するもすぐに調子を崩し、シーズン途中にリリースされたメイフィールドは、不安とともにフリーエージェント(FA)市場に足を踏み入れていた。パンサーズからウェイバーにかけられた後、ロサンゼルス・ラムズからクレームされたメイフィールドは、そこで4試合に先発出場し、かつてドラフト全体1位指名を受けた選手にふさわしいポテンシャルを見せている。

バッカニアーズはメイフィールドを起用する機会から利益を得てきた。そのため、メイフィールドは2024年以降もタンパベイで安泰となるかもしれない。

【RA】