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イーグルスが1シーズン在籍したデサイDCを解雇

2024年01月22日(月) 11:04

ショーン・デサイ【NFL】

現地21日(日)、フィラデルフィア・イーグルスが守備コーディネーター(DC)のショーン・デサイを解雇したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。

イーグルスは10勝1敗でシーズンをスタートさせたにもかかわらず、調子を崩して最後の7試合中6試合で敗北。チームが苦戦した大きな要因はディフェンスにあった。デサイは連敗が続く中で12月中旬にヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニからプレーコールの仕事をはく奪されており、その後はアシスタントのマット・パトリシアがその役割を引き受けた。

デサイとイーグルスの関係は初めから不運な運命にあったように感じられる。

現在40歳のデサイは、昨冬にアリゾナ・カーディナルスのヘッドコーチに就任したジョナサン・ギャノンの後任となった。そうした中で、イーグルスは2023年も圧倒的な存在になることが期待されていた。

しかし、それは実現していない。イーグルスは被ヤード、被得点、インターセプト率、そしてサック率――これが最も衝撃的だったと言えよう――で下から10位以内に。2022年シーズンにリーグ最多70回のサックを記録したイーグルス守備陣は今季、43回のサックにとどまっている。

今シーズン、イーグルス守備陣は7チームに400ヤード以上の獲得を許した。そのうち5試合はサンクスギビングデーより後に行われたもので、1月15日に敵地で敗れたスーパーワイルドカードラウンドのタンパベイ・バッカニアーズ戦も含まれている。

ラポポートによると、過去にシカゴ・ベアーズとシアトル・シーホークスでディフェンスを担当していた経験を持つデサイは、今もリーグ内の別のチームでDC候補になる可能性があると見られているという。

【RA】