ブラウンズHCステファンスキーがAP通信2023年NFL年間最優秀コーチに
2024年02月09日(金) 14:30現地8日(木)、『NFL Honors(NFLオナーズ)』でクリーブランド・ブラウンズのヘッドコーチ(HC)であるケビン・ステファンスキーが2023年AP通信年間最優秀コーチ賞に選ばれた。ステファンスキーがこの賞に選ばれるのは2度目のことだ。
41歳のステファンスキーはタイブレーカーとしてこの賞を持ち帰る。ステファンスキーとヒューストン・テキサンズのデミコ・ライアンズHCが165ポイントで同点だったが、1位の票数はステファンスキーが21票だったのに対し、ライアンズが20票だった。
デトロイト・ライオンズのダン・キャンベル(33ポイント)、サンフランシスコ・49ersのカイル・シャナハン(26ポイント)、ボルティモア・レイブンズのジョン・ハーボー(26位)、ロサンゼルス・ラムズのショーン・マクベイ(21ポイント)がそれに続いている。
ステファンスキーはブラウンズを11勝6敗に導いたが、シーズン終了となった負傷者の数を考えれば、これは見事な業績だと言える。クオーターバック(QB)デショーン・ワトソン、ランニングバック(RB)ニック・チャッブがいなくなったのに加え、ブラウンズはトップ3のオフェンシブタックルとキッカー(K)ダスティン・ホプキンスも失っていた。
ブラウンズは第5シードでスーパーワイルドカードラウンドに進んだが、テキサンズの本拠地で敗れている。しかしながら、ブラウンズがプレーオフに進出したこと――そして、特にQBジョー・フラッコを代役に据えてそれを成し遂げたことで、ステファンスキーがこの賞の最有力候補になっていた。
ブラウンズは今季に5人の先発クオーターバックを起用。ワトソンは6試合に先発してボルティモアで大勝を収めた後に、肩を負傷してシーズンを終えている。5巡目指名のドリアン・トンプソン-ロビンソンが5試合に先発し、ジャーニーマンのP.J.ウォーカーが2試合に先発。ブラウンズはポストシーズン進出を決めた後、シーズン第18週にジェフ・ドリスケルを5人目の先発QBとしている。
ステファンスキーはブラウンズが1995年から続いていたポストシーズンに出場できなかった期間に終止符を打った2020年シーズンに、最初の年間最優秀コーチ賞を獲得した。
ブラウンズで過ごした4シーズンで、ステファンスキーは37勝30敗を記録。ブラウンズにおける勝利記録で、ビル・ベリチック(36勝)の成績を上回ってチーム歴代5位となった。チームのアイコン的存在であり、158勝をマークしているポール・ブラウンまでの道のりは遠いが、2024年に成功することができれば、3位と4位のサム・ルティリアーノ(47勝)、マーティ・ショッテンハイマー(44勝)を抜くことはできるかもしれない。
それが達成されるかどうかとは関係なく、ステファンスキーはブラウンズのフットボールに新時代を築く力となってきた。ステファンスキーの指揮下で、ブラウンズはそれ以前の長い期間を合わせた以上のプレーオフ進出を果たしている。
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