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QBメイフィールド、WRエバンスとともにバッカニアーズ残留を希望

2024年02月09日(金) 15:48

タンパベイ・バッカニアーズのベイカー・メイフィールド【NFL】

タンパベイ・バッカニアーズの新しい攻撃コーディネーター(OC)リアム・コーエンは先週行われたメディア向け就任会見で、「危機の時には、プレーではなく選手たちのことを考えよと教えられた」と話した。

バッカニアーズの最高の選手たちにボールを供給するのを重視することは、理論的には素晴らしく聞こえるものの、現在、このチームにとって最も重要なオフェンス選手2人――クオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドとワイドレシーバー(WR)マイク・エバンス――がフリーエージェント(FA)になるという事実が足かせとなっている。

バッカニアーズは今季9勝8敗と好成績を収め、スーパーワイルドカードラウンドではフィラデルフィア・イーグルスに一矢報いたが、2024年シーズンに向けて楽観的な展望を描く前に、メイフィールドとエバンスの将来にまつわる疑問が生じている。

メイフィールドは『NFL Network(NFLネットワーク)』のアンドリュー・シシリアーノやダニエル・ジェレマイアと、ラスベガスからの中継でバッカニアーズとの将来について話した。2023年にバッカニアーズとの1年契約を存分に生かした後、メイフィールドはチームと再度契約を結ぶ可能性があるという最近の報道に対して、こうコメントしている。

「もちろん、バンドを再結成したい」

もしメイフィールドがリードシンガーなら、エバンスはギタリストだった。カロライナ・パンサーズのヘッドコーチ(HC)に就任するために去ったバッカニアーズの元OCデイブ・カナルスに代わって、コーエン新OCがオフェンス面で再び曲を奏でるためには、エバンスを呼び戻すことが重要だろう。

コーエン新OCは、バッカニアーズへの移籍は「私にとって当然の選択だった」と述べ、「ベイカーと一緒に仕事をする機会、彼とまた一緒に仕事をする可能性があること」を喜んでいるとつけ加えた。コーエンOCはメイフィールドを“火付け役”と呼び、自身がスタッフだった2022年シーズン終了後にメイフィールドがラムズに移籍した際、短期間一緒に仕事をしたことがある。

『NFLネットワーク(NFL Network)』の取材に対し、メイフィールドは1年前と同様にフリーエージェントに臨む予定だが、バッカニアーズが最有力候補であることに変わりはないと語っている。

「俺にとっては、去年フリーエージェントになった時と同じような感じだ。組織を見るんだ。誰が正しいやり方でやっているか? 誰が勝つために最高のポジションを与えてくれるのか?」

「バッカニアーズが優勢なのは明らかだ。・・・俺はそれを直接見てきたから、自分にとってはそれを評価するだけだ。自分が今、人生のどこに向かっているのかを理解する。・・・俺は勝ちたいし、それはスーパーボウルを制覇するチャンスを持てるようになるために本当に重要なことだ」

メイフィールドはまた、今季レシーブ79回で1,255ヤード、タッチダウン13回をマークしたエバンスへの称賛も惜しまなかった。エバンスは今季、2016年以降で最多のレシーブ数、2018年以降で最多の獲得ヤード数、2019年以降で最多のレシーブタッチダウン数を記録した驚異的なシーズンを過ごしている。

「マイクがキャリアのどの段階にいるのか理解している」というメイフィールドはこう続けた。

「彼は大きなターゲットだ。彼はすごく一貫して活躍してて、10年連続で1,000(レシーブ)ヤードを獲得している。そんなことをできる人はほとんどいない」

「彼は驚異的だ。誰もが、年齢を引き合いに出して彼はもうダメだって言うけれど、彼はそれを個人攻撃ととらえたんじゃないかな」

メイフィールドは自身のフリーエージェントから話題をそらし、エバンスに注目を戻して、エバンスは彼自身がNFLで唯一知っているフランチャイズに属するべきだと語った。そして、バッカニアーズのジェネラルマネジャー(GM)ジェイソン・リヒトは、メイフィールドのエバンスに対する立場を知っている。

メイフィールドは次のように主張している。

「だから、俺たち2人は一緒にいたいという意見を言い合ったが、それは正しい方法でなければならない。マイクは生涯バッカニアーズにいる価値がある。彼はこのコミュニティのために、フランチャイズのために多くのことをしてきた。彼は自分の時間を費やしてきた。選手として、そして1人の人間として、彼のことはいくら言っても足りないよ」

この秋、2人が再び一緒にツアーに出るかどうは、今後の発表を待つしかない。

【KO】