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49ers のRBマカフリーがトレードを振り返り、シャナハンHCの下でプレーできることに感謝

2024年02月10日(土) 16:25

サンフランシスコ・49ersのクリスチャン・マカフリー【AP Photo/John Locher】

サンフランシスコ・49ersのランニングバック(RB)クリスチャン・マカフリーは現地7日(水)、MVPを本気で狙うには、史上まれに見る統計上の金字塔を打ち立てる必要があると語った。

念頭にある金字塔とは、ランとレシーブでそれぞれ1,000ヤードを達成することだ。カロライナ・パンサーズにいた時に1度達成しているものの、2022年のトレード期限が近づく頃には、マカフリーは自身がパンサーズにいる残り日数が少ないことを知る。パンサーズの本拠地があるシャーロットでマカフリーの功績を祝う者はいなかった。むしろ、マカフリーの旅立ちに気を引き締めていたのだ。

時を一気に戻して2024年2月、マカフリーは49ersの中心選手として、自身初のスーパーボウル出場に向けて準備を進めている。49ers以外のチームに移籍していたら、おそらく到達できなかったであろう舞台だ。そして、トレードが成功した今、マカフリーはその結果にこれ以上ないほど感謝している。

マカフリーは水曜日に次のように説明した。「何も思い描いていなかったし、ただ無心で、電話がかかってくればいつでも電話を受けるという感じだった。エージェントから電話がかかってきて、“サンフランシスコに行くんだ”と言われた。よし行こうって思ったね」

「金曜日の朝、これは時差があるから実際は夜の11時半だけれど、飛行機に乗って、着陸して、フィジカルチェックを受け、サンフランシスコ・49ersの一員として金曜日に練習に参加した。そして日曜日、皮肉にもカンザスシティ・チーフスと対戦したんだ」

チーフスは、マカフリーのキャリアにおいて重要な場面で再び対戦相手となる。特に、今回ははるかに重要性が高い。49ersのヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンの下でプレーした1年半で、マカフリーは最高の環境に身を置いていると感じている。

その理由の1つは、マカフリーがシャナハン一家と深い縁があるからだ。クリスチャンの父エド・マカフリーは、49ersとデンバー・ブロンコスの両方でカイル・シャナハンの父マイクHCの下でプレーし、スーパーボウルを3回制覇している。

クリスチャン・マカフリーとカイル・シャナハンは数十年来の知り合いだ。そして、一緒にフルシーズンを過ごした最初のシーズンで、2人はフットボール最高の舞台に上り詰め、49ersに2019年シーズン以来のロンバルディトロフィー獲得の機会を与えた。

シャナハンHCは今回、元49ersのRBであるテビン・コールマン、ラヒーム・モスタート、マット・ブリーダ、ジェフ・ウィルソンのために道を切り開くのではなく、バックフィールドに1つの優秀な武器を用意。マカフリーはタッチ数、スクリメージヤード数、スクリメージタッチダウン数で2023年のレギュラーシーズンをNFL首位で終えた。その結果、マカフリーはリーグ内のどのランナーよりも、1回のタッチから最大限の価値を引き出せて、すべてのダウンで活用できるランニングバックであることを証明している。すべてが計画通りに進めば、マカフリーは第58回スーパーボウルで大きなインパクトを残すことができるだろう。

49ersに加入するために西へ向かうと知った時から、マカフリーはこの機会を狙っていたと言い、次のように語っている。

「シャナハン家とマカフリー家のつながりについては、当然いろいろと言われてきたけれど、俺はただ、できる限りプロ意識を持つように努めてきた。49ersに加わった時、できるだけ早くプレーを覚えたかった。みんなもそうだと思うけれど、俺もビジネスであることは理解しているよ。どんなに家族が仲が良くても、いいパフォーマンスを維持しなければ、長続きしない」

「トレードされたばかりだったから、最高のランニングバックであろうと必死だった。シャナハンHCとは最初は仕事上の関係から始まり、自然に関係が深まっていったと思う。正直に言ってね、このチームで彼から学べることは本当に幸運だよ。彼はフットボールに関して、俺が今まで出会った人の中で最も賢い頭脳の持ち主だ。カイルとのミーティングに同席できる人は幸運だと思う」

シャナハンHCも今週初め、クリスチャンがいかに父親と似ているかを指摘し、マカフリーに対する同様の賛辞を表明していた。この2人には、スーパーボウル優勝の伝統を受け継ぐ貴重な機会が日曜日にある。

【KO】