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半月板断裂のままポストシーズンを戦った49ers のDEアームステッド、今後手術へ

2024年02月14日(水) 11:40

サンフランシスコ・49ersのアリク・アームステッド【NFL】

サンフランシスコ・49ersのディフェンシブエンド(DE)アリク・アームステッドが膝を負傷しながらもポストシーズンでプレーし、オフシーズンに手術を受けると現地13日(火)に明かした。

アームステッドはフィラデルフィア・イーグルスに42対19で勝利したシーズン第13週に当たる12月3日の試合で右の半月板を痛め、レギュラーシーズン最後の5試合を欠場している。スーパーボウル前には足と膝の負傷で故障者リザーブ(IR)に登録されていた。

アームステッドは近いうちに手術を受け、トレーニングキャンプの時期には復帰することを望んでいると述べた。その後、49ersのジェネラルマネジャー(GM)ジョン・リンチがノーズタックル(NT)のジャボン・ハーグレイブも親指の靭帯を断裂したままシーズンを終えたと話している。

アームステッドはポストシーズンの3試合すべてに先発出場し、218回中152回(69.7%)のディフェンススナップに参加しながらタックル11回、サック1回、ファンブルリカバー1回を記録している。

試合には敗れたものの、第58回スーパーボウルでアームステッドはこの日唯一のサックを重要な場面で決めた。49ersが10対0とリードしていた前半終了間際、自陣9ヤードラインで迎えた第3ダウンでアームステッドはカンザスシティ・チーフスのクオーターバック(QB)パトリック・マホームズをサックしている。このプレーの直後にチーフスはフィールドゴールを決めて10対3と点差を縮めた。

49ersがデトロイト・ライオンズに勝利したNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームでも、アームステッドはランニングバック(RB)ジャーマイア・ギブスのファンブルをリカバーしたことで試合を動かし、49ersの巻き返しを加速させた。

49ersはこのファンブルの4プレー後にタッチダウンで同点に追いつき、最終的にライオンズを下している。

30歳のアームステッドは12試合に先発出場し、タックル27回、タックルフォーロス4回、サック5回、QBヒット13回を記録してレギュラーシーズンを終えた。アームステッドの契約は2024年までで、来季のサラリーキャップヒットは約2,840万ドル(約42億7,562万円)になる。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、アームステッドはレギュラーシーズンに2019年以来の自己最高記録となるQBプレッシャー率11.2%をマークし、チームトップの46.2%のスナップでダブルチームを破ったという。49ersは今季、アームステッドがフィールドにいる時のプレッシャー率が46.6%だったのに対し、プレーオフを含めアームステッドがいない時は33.7%だった。

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