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第58回スーパーボウル制覇後、チーフスはスパグニョーロDCと契約延長へ

2024年02月15日(木) 11:11

カンザスシティ・チーフスの守備コーディネーター(DC)スティーブ・スパグニョーロとヘッドコーチ(HC)アンディ・リード【AP Photo/Ross D. Franklin】

カンザスシティ・チーフスの守備コーディネーター(DC)スティーブ・スパグニョーロは現地11日(日)、スーパーボウル制覇を4回果たした初のコーディネーターとなった。チーフスは水曜日、スーパーボウル優勝パレードに先立って、スパグニョーロDCがチームとの契約延長にサインしたと発表している。

64 歳のスパグニョーロDCは、2019年からチーフスのディフェンスを大幅に改善し、5年間で3度のスーパーボウル優勝を達成。スパグニョーロDCの働きによって、2023年シーズンのチーフス守備陣は被得点と許したヤードで2位をマークした上で、第58回スーパーボウルではサンフランシスコ・49ersのオフェンスを終盤に抑え込み、延長戦の末、25対22の勝利に導いている。こうした功績から、スパグニョーロDCはリーグ史上最高のコーディネーターの1人に数えられるようになった。

スパグニョーロDCは2009年から2011年までセントルイス(現ロサンゼルス)・ラムズのヘッドコーチ(HC)を務めた経験があり、2017年にはニューヨーク・ジャイアンツにおいてベン・マカドゥーHC解任後に暫定ヘッドコーチを務め、合計11勝41敗の成績を残している。しかし、チーフスに移籍し、昨季にリーグ屈指のディフェンスを構築して以来、スパグニョーロDCにはヘッドコーチとしての関心があまり集まっていない。それは、ラムズ幹部のケビン・デモフが変わるべきだと考えている点だ。

スパグニョーロDCが長くチームにとどまっていることで、チーフスが恩恵を受けているのは明らかだ。

フリーエージェント(FA)となるコーナーバック(CB)ラジャリウス・スニードとディフェンシブエンド(DE)クリス・ジョーンズについては重要な決断を迫られるだろうが、チーフスは2024年もNFL有数の優勝候補の1つになるだろう。特に、名高い守備コーディネーターが少なくとももう1シーズンは戻ってくるとなればなおさらだ。

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