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QBは「あらゆる選択肢を検討する」とファルコンズ新OCのロビンソン

2024年02月16日(金) 12:59


アトランタ・ファルコンズ【NFL】

アーサー・スミスがアトランタ・ファルコンズでのヘッドコーチ(HC)職を失ったのは、チームを悩ませてきたクオーターバック(QB)の問題を解決できなかったことによるところが大きい。

新たにラヒーム・モリスがHCに、ザック・ロビンソンが攻撃コーディネーター(OC)に就任しても、2024年のファルコンズにとってはQBの課題にどう答えるかが引き続き焦点となる。

現地14日(水)にロビンソンは「あらゆる選択肢を検討する」と『ESPN』に話している。

ロビンソンは2019年にショーン・マクベイHC率いるロサンゼルス・ラムズのアシスタントQBコーチとしてキャリアをスタートさせ、当時はジャレッド・ゴフとともに仕事をしていた。過去2シーズンはマシュー・スタッフォードのパスゲームコーディネーター兼QBコーチを務めている。

ファルコンズの新OCとなったロビンソンは、求めているのは特定のタイプのクオーターバックではなく、ファーストダウンを獲得できる選手だと語った。

「ポケットの中からパスを出せる選手であろうと、自分で動き回れる選手であろうと、われわれにとってベストの選手を求めている」とロビンソンは述べている。

「今いる選手のことは把握しているし、全員を評価対象としている。今はタイラー(ハイニケ)とデズモンド(リッダー)の評価を進めているところだ」

リッダーとハイニケは契約下にある一方で、ローガン・ウッドサイドは制限付きフリーエージェント(RFA)となる。ファルコンズはハイニケをリリースすれば、200万ドル(3億28万円)のデッドマネーを負担しつつも、サラリーキャップに696万ドル(10億4,497万円)の空きを作ることができる。2022年に3巡目で指名されたリッダーは、ルーキー契約の3年目のベースサラリーがわずか98万5,000ドル(1億4,783万円)に設定されている。

現在のメンバーで苦戦し続けてきたことを考えると、ファルコンズはQBのポジションに新たな選手を投入すると思われる。

ファルコンズはQBのありとあらゆる選択肢に絡んでくるだろう。たとえば、FAとなるベテランのカーク・カズンズや、トレードによるシカゴ・ベアーズのジャスティン・フィールズの獲得。あるいは、全体8位から全体3位にトレードアップするなど、ドラフトでの選択も検討するだろう。

毎年オフシーズンはクオーターバックの話題で持ちきりになる。ファルコンズの先行きが定まらない限り、スポーツ界で最も重要なポジションが話題になる時は、ファルコンズの名が真っ先に挙がるだろう。

【R】