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テイラー・スウィフトがチーフス優勝パレードで発生した銃撃事件で亡くなった女性の遺族に1,500万円を寄付

2024年02月17日(土) 17:23

カンザスシティ・チーフスの優勝パレード【AP Photo/Charlie Riedel】

テイラー・スウィフトは、カンザスシティ・チーフスのスーパーボウル優勝パレードで起きた銃撃事件で死亡したリサ・ロペス・ガルバンさんの遺族に10万ドル(約1,502万円)を寄付している。

現地16日(金)に『GoFundMe(ゴーファンドミー)』のページにスウィフトの名前で5万ドル(約751万円)の寄付が2件寄せられた。スウィフトの代理人が寄付の事実を認めたとエンターテイメント産業専門誌『Variety(バラエティー)』が伝えており、『The Associated Pres(AP通信)』は独自にその寄付を確認している。

「痛ましい喪失に深いお悔やみと哀悼の意を送ります。愛をこめて、テイラー・スウィフト」と寄付にはメッセージが添えられていた。

その後、チーフスのタイトエンド(TE)トラビス・ケルシーが創立した財団『Eighty-Seven & Running(エイティセブン・アンド・ランニング)』が、8歳と10歳の娘が脚に銃撃を受けたレイエス家のために設けられた2つのゴーファンドミーのページに5万ドルずつを寄付していたことも分かった。

金曜日に当局が発表したところによると、この銃撃事件に関連した罪で2人の少年が起訴されたという。ミズーリ州ジャクソン郡家庭裁判所からの発表によると、少年たちは同郡の少年拘置所に“銃に関する容疑と逮捕に抵抗した容疑”で拘束されているという。また、“カンザスシティ警察による捜査の継続に伴い、今後、追加容疑が予想される”とつけ加えている。

43歳のロペス・ガルバンさんは、水曜日にチーフスのスーパーボウル優勝を夫と20代前半の息子、そして何十万人ものファンとともに市内のユニオン駅で祝っていた時に撃たれた。ロペス・ガルバンさんは『リサ・G』として、地元ラジオ局KKFI-FMで『Taste of Tejano(テイスト・オブ・テハノ)』の司会者を務めていた。2児の母であるロペス・ガルバンさんはカンザスシティに深く根ざしており、この地域では数少ないラテン系DJの1人だった。

「彼女は素晴らしい母親、妻、娘、姉妹、おば、いとこであり、そして多くの人々の友人であった。どうか彼女が亡くなったことを悼みつつ、彼女の家族のために祈り続けてください」とゴーファンドミーのページには記載。金曜日の朝の時点で20万ドル(約3,005万円)以上の資金が集まっている。

この銃撃事件で他22名が負傷し、その半数が16歳以下だった。捜査当局はまだ中心となった人物を特定しようとしているが、口論が発砲につながった可能性があるとしている。警察は2人の少年の身柄を拘束しており、他の人物が関与していないかどうかを調べている。

スウィフトはケルシーと交際中で、11日(日)に行われたスーパーボウルを観戦していたが、14日に開催されたパレードには参加していなかった。スウィフトは『The Eras Tour(ザ・エラス・ツアー)』の最中で、現在はオーストラリアのメルボルンで一連の公演を行っている。

チーフスによると、銃撃事件後、選手、コーチ、スタッフ、そしてその家族は全員無事で、安否も確認されているという。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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