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チーフスが契約オプションを行使し、DTジョーンズへのフランチャイズタグ使用権利を維持

2024年02月17日(土) 19:05


カンザスシティ・チーフスのクリス・ジョーンズ【AP Photo/Charlie Riedel】

カンザスシティ・チーフスは、ディフェンシブタックル(DT)クリス・ジョーンズをチームにとどめるため、複数の道を開いている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話として現地16日(金)に報じたところによると、チーフスはジョーンズの契約オプションを行使し、今オフシーズンにフランチャイズタグを行使する権利を維持することになったという。

2023年シーズン第1週のジョーンズのホールドアウトを終わらせるために再設定された契約の一部として、チーフスは獲得インセンティブとして追加で425万ドル(約6億3,845万円)を支払う、とラポポートはつけ加えている。

ジェネラルマネジャー(GM)のブレット・ヴィーチもヘッドコーチ(HC)のアンディ・リードも、チーフス王朝に貢献するジョーンズと長期契約を結ぶことを目標としている。

しかし、このオプションを行使することで、チーフスはプランBを手元に残すことになる。つまり3月のフリーエージェント(FA)期間中にジョーンズを獲得不可とするための1,975万ドル(約29億6,694万円)のフランチャイズタグを保持することだ。

ジョーンズは長い間、チーフスディフェンスの最も重要なピースの1つだった。ジョーンズは2023年シーズンにチーフスのスーパーボウル出場の立役者となり、過去5年間で3回の優勝に貢献している。

チーフスの守備陣は被得点と許したヤードで2位をマークし、ジョーンズはチームトップタイのサック10.5回をあげ、クオーターバック(QB)ヒット29回、タックルフォーロス13回でチームをけん引した。

ジョーンズは第58回スーパーボウルではチーフスのプレッシャーランキングのトップに立ち、延長戦の末にサンフランシスコ・49ersをレッドゾーンでのフィールドゴールに抑えた第3ダウン残り4ヤードで、この試合で最も重要な6回目のプレッシャーを記録している。

キャリア通算サック75.5回のジョーンズは、2年連続のオールプロファーストチーム選出、5年連続のプロボウル選出を果たしており、大金を手にする可能性がある。

契約金の折り合いがつくか、それとも今利用可能なタグを使用するしかないかは別として、3連覇を目論むチーフスにとっては、有効な出費となるだろう。

【KO】