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QBオコンネルとの仕事を楽しみにしながら“印象的な”2024年ドラフト候補生を評価するレイダースOCゲッツィ

2024年02月18日(日) 16:41

ルーク・ゲッツィ【AP Photo/Adrian Kraus】

ルーク・ゲッツィはラスベガスで仕事に取りかかる準備ができている。

そのプロセスは現地16日(金)にラスベガス・レイダースの新攻撃コーディネーター(OC)として正式に紹介されたときに始まった。その場では、オフェンスの展望やクオーターバック(QB)エイダン・オコンネル、2024年NFLドラフトをめぐる疑問に対する答えが示されている。

ゲッツィOCはオコンネルがルーキーシーズンに成し遂げたことを称賛。

『The Athletic(ジ・アスレチック)』のビック・タファーによると、ゲッツィOCは金曜日に「彼のことを知らなくても、まだ何も話したことがなくても、今すぐに言えるのは、彼が全力で準備をする人で、素晴らしいチームメイトであるということだ」と語ったという。「つまり、私が外から見ていたように、選手たちが彼の周りに集まっていたこと、それからシーズン終盤に彼があのようなパフォーマンスを見せていたことが、それを物語っている。だから、彼のことを知るのも、彼と一緒に仕事をするのも楽しみだ」

レイダースは10月31日にヘッドコーチ(HC)を務めていたジョシュ・マクダニエルズを解雇した後、オコンネルをチームの中心に据えている。レイダースはアントニオ・ピアースを暫定ヘッドコーチに指名した翌日に、オコンネルがそこから先発クオーターバックになることを発表した。

ドラフト4巡目指名を受けたオコンネルは先発した10試合で2,143ヤード、タッチダウン11回、インターセプト6回、パサーレーティング83.9を記録。アトランタ・ファルコンズのデズモンド・リッダーやピッツバーグ・スティーラーズのケニー・ピケット、ワシントン・コマンダースのサム・ハウエル、さらには2023年ドラフト全体1位指名を受けたカロライナ・パンサーズのブライス・ヤングよりも高いパサーレーティングをマークしたオコンネルは、先発として5勝5敗の成績でシーズンを終えた。

オコンネルにとって最も好調だった試合の1つとして、シーズン第17週に敗れたインディアナポリス・コルツ戦が挙げられる。この試合で、オコンネルはパスヤード(299ヤード)とパス成功数(30回)でキャリアハイを更新した。オコンネルはワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスをメインターゲットとし、結果としてアダムスはレシーブ13回、126ヤード、タッチダウン2回を記録。その中で、2人はゲッツィOCが2024年にオフェンスに求めるようなつながりを見せつけた。

ゲッツィOCは「常に今いる選手でプレーしなければならないし、最高の選手が日曜日に輝いていなければならない。だから、全員が最も得意とすることを見つけ、それを強調するクールでユニークな方法を毎週見つけることが常に重要になる」と話している。

しかし、オコンネルが今季にアダムスにボールを投げる選手になるとは限らない。次のドラフトで全体13位指名権を保有しているレイダースは、その1巡目指名権でトレードアップあるいはQB指名を検討する可能性がある。クオーターバックがそのポジションでプレーする上で、持っておくべき重要なスキルが1つあると考えているゲッツィOCは、次のように説明した。

「ある種の回避能力を持つことは本当に重要だ。単純にポケットの中でスライディングするにせよ、ポケットの外で足を使って広げるにせよ、セカンドチャンスを得て、プレーを広げられるようにならなければならない」

「それはスーパーボウルでも示されていた・・・プレーのセカンドチャンスを作り出す両選手の能力は、このリーグでは重要な部分だ。試合に勝とうと思ったら、第3ダウンとレッドゾーンでいいプレーをしなければならない」

ゲッツィOCが理想としているクオーターバックの特徴は、オコンネルが強みとしているものではないのかもしれない。2023年シーズンにおけるキャリー数がわずか17回で、11ランヤード、タッチダウンラン1回という成績にとどまったオコンネルは、数多くのサックも喫していた。とはいえ、レイダースが誰を連れてこようと、オコンネルはその選手と今夏に競い合うことになる。ゲッツィOCが次にすべきことは、今月末から行われる2024年NFLスカウティングコンバインで、それが誰になるかを見極めることだ。

「印象的な(ドラフトクラス)であることは明らかだ」と述べたゲッツィOCは「いろいろな特色があると思うし、自分はそこに飛び込むのを大いに楽しむと思う」と続けている。

【RA】