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トレードのうわさが流れる中、ベアーズに「とどまりたい」とQBフィールズ

2024年02月22日(木) 10:01


シカゴ・ベアーズのジャスティン・フィールズ【AP Photo/Nam Y. Huh】

シカゴ・ベアーズが2024年NFLドラフト全体1位指名権――さらには、全体9位指名権――を確保して以来、クオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズのトレードに関するうわさは絶えないが、フィールズ自身は最近、シカゴにとどまりたいと明かしている。

現地21日(水)、ポッドキャスト『St. Brown Brothers(セント・ブラウン・ブラザーズ)』に出演し、レギュラーシーズン終了後に初めて公の場で発言したフィールズは「ああ、もちろん。もちろんとどまりたい」とコメント。

「他の場所でプレーしている自分は想像できないけど、リーグがどういうものかは分かっている」

「自分次第なんだったらシカゴに残る。あの街が大好きだ。輝いている。あそこのファンはみんな最高だ。でも、これはビジネスだ。俺にはコントロールできないことだから、なるようにしかならない」

ベアーズの計画がどうなっているかを知らず、どうするつもりなのかチームから連絡を受けてもいないと明かしたフィールズは、チームメイトのワイドレシーバー(WR)エクアニメウス・セント・ブラウンとデトロイト・ライオンズのWRアモン-ラ・セント・ブラウンに対してこのように続けている。

「今起こっていることがすべて終わってほしいというのが、一番大きいことのような気がする。トレードされるのかどうか教えてくれ。残留するのかどうか教えてほしい」

フィールズは最近になってソーシャルメディア上でベアーズのアカウントのフォローを解除したことについて質問された。しかし、予定していた休暇の前にフットボールから離れたかったのだと話しつつその質問を笑い飛ばしたフィールズはこう語っている。

「なんでみんなソーシャルメディアのことをそんなに深刻に考えるんだ? ちょっと休憩をしようとしただけ。ベアーズとNFLの(アカウントの)フォローを外した。自分のタイムラインにフットボール(関連のアカウント)を表示させないようにしている。これから休暇に入るから、フットボールのことは見たくないんだ」

ベアーズがフィールズのトレードを計画している場合、複数のチームが興味を示す可能性がある。ジョージア州出身のフィールズは、デズモンド・リッダーとタイラー・ハイニケをQBポジションに抱えながらも苦戦し、7勝10敗で2023年シーズンを終えたアトランタ・ファルコンズに加入する可能性もある状態だ。

ベアーズ残留を希望しているとはいえ、フィールズは故郷の州に戻ることに前向きな様子を見せている。

「ホームに戻ることの唯一の欠点は、みんなが俺の携帯に狂ったように電話をかけてくることだろう。試合のチケットを欲しがってね」とフィールズは話している。

「でも、あのチームにはたくさんプレーメーカーがいると思う。ビジャン(ロビンソン、ランニングバック/RB)は言うまでもない。彼らには俺の友達のカイル(ピッツ、タイトエンド/TE)もいる。それから、もちろんドレイク(ロンドン、WR)もだな。もう1人レシーバーが必要だろうけど、間違いなくある程度はそろっている。今年はディフェンスも良かった」

ベアーズはフィールズの将来について、まだはっきりしたことを明かしていない。ジェネラルマネジャー(GM)ライアン・ポールズが最後にそれについて語ったのは1月10日で、その際には「われわれがやろうとしているのは、組織にとってベストなことをすること。トレードバックに関しても似たような状況になるだろうし、チームが次のステップに進むために何が役に立つのか、それらすべてを検討しなければならない」と強調していた。

2024年NFLスカウティングコンバインは来週からインディアナポリスで実施されるが、そこではフィールズへの注目がかなり高まるかもしれない。

【RA】