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【2016年第9週】QBスタッフォードが決勝点、OTをライオンズが制す

2016年11月07日(月) 09:07

デトロイト・ライオンズのマシュー・スタッフォード【AP Photo/Rick Osentoski】

現地6日(日)、ミネソタ・バイキングスの本拠地USバンク・スタジアムで、デトロイト・ライオンズを迎えて行われた試合はオーバータイムまでもつれこむ激闘の展開となり、最終的にはライオンズがクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードのタッチダウンパスで制し、22対16で勝利した。

前半、ライオンズがランニングバック(RB)セオ・リディックの42ヤードランをキッカー(K)マット・プレイターの47ヤードフィールドゴールへとつなげて先制すると、バイキングスもKブレアー・ウォルシュのフィールドゴールですぐさま追いついた。その後、ライオンズがおよそ10分に及ぶロングドライブを展開し、最後はQBスタッフォードからワイドレシーバー(WR)アンクワン・ボルディンへのタッチダウンパスで締めくくり、10対3で前半を終了した。

後半、バイキングスQBサム・ブラッドフォードがタイトエンド(TE)カイル・ルドルフへのタッチダウンパスで追い上げるも、エキストラポイントのキックをKウォルシュが失敗し、10対9と同点ならず。さらに、バイキングスは直後のライオンズの攻撃をスリーアンドアウトに抑え、得た攻撃権を46ヤードのフィールドゴールトライにつなぐも、これをライオンズのディフェンスタックル(DT)タイラン・ウォーカーにブロックされてしまう。

一方、ライオンズはKプレイターが53ヤードのフィールドゴールを成功させて13対9と突き放した。しかし、バイキングスが試合終盤、TEレット・エリソンのタッチダウンランでこの日初めて3点のリードを奪う。残り時間23秒、ライオンズ自陣25ヤードからの最後の攻撃はKプレイターがこの日最長となる58ヤードのフィールドゴールを成功させて土壇場で同点に追いつき、オーバータイムに突入した。

オーバータイムはライオンズからの攻撃で始まり、QBスタッフォードがTEエリック・エブロンの23ヤードパスを含む4つのパスでテンポ良く攻め込むと、最後はWRゴールデン・テイトがランアフターキャッチで3人のタックルを振り払い、エンドゾーンに飛び込み、勝利を手にした。

ライオンズQBマシュー・スタッフォードはパス36回中23回成功、219ヤード、2タッチダウン、1インターセプトの活躍。この日の主役は何と言ってもKマット・プレイターだ。47ヤード、53ヤード、58ヤードのフィールドゴールを難なく決めて勝利に貢献した。

バイキングスQBサム・ブラッドフォードはパス40回中31回成功、273ヤード、1タッチダウン、インターセプトはない。Kブレアー・ウォルシュのエキストラポイントおよびフィールドゴールの計2回の失敗が勝敗を大きく左右した。バイキングスはバイウイーク明け3連敗となり、NFC北地区は混沌としてきている。

次週、ライオンズはバイウイーク、バイキングスはアウェーでワシントン・レッドスキンズと対戦する。