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【2016年第9週】チーフスが今季6勝目、ホームでは10連勝

2016年11月07日(月) 08:48


カンザスシティ・チーフスのニック・フォールズ【AP Photo/Charlie Riedel】

カンザスシティ・チーフスは現地6日(日)、ホームのアロウヘッド・スタジアムにジャクソンビル・ジャガーズを迎えて第9週の一戦に挑んだ。チーフス優位の状況で進んだ試合はジャガーズが引き離されまいと食らいつくも、オフェンシブの先発5名が不在となったにもかかわらず、試合残り2分、自陣深くまで攻め込んできたジャガーズのフォースダウンを防ぎ切ったチーフスが19対14で勝利した。チーフスはこれでホーム10連勝だ。

序盤は両チームとも、攻撃陣がなかなかリズムに乗れず、試合が動いたのは第1クオーター終了間際。クオーターバック(QB)ニック・フォールズがワイドレシーバー(WR)アルバート・ウィルソンに23ヤードのタッチダウンパスを通して先制した。

第2クオーターでも流れはチーフスに傾いており、キッカー(K)カイロ・サントスがフィールドゴールを決めて追加点を挙げている。反撃の機会を狙うジャガーズは前半終了を目前にして敵陣に攻め込むと、最後はQBブレイク・ボートルスからWRアレン・ロビンソンにタッチダウンパスが通り、スコアを10対7にして後半を迎えた。

後半はKサントスが3度のフィールドゴールを成功させたチーフスの一方で、この日、4回のターンオーバーを喫したジャガーズは第4クオーターにはゴールラインでファンブルを献上。それでも、試合時間残り4分15秒でボートルスからランニングバック(RB)T.J.イェルドンへのパスが通ってタッチダウンを獲得したジャガーズがエキストラポイントも決めて5点差に追いついた。タッチダウンひとつで逆転の場面にこぎつけたジャガーズだったが、最後の攻撃、フォースダウン残り3ヤードでボートルスが放ったパスはフィールドに転がり、逆転ならず。そのまま試合は終了した。

なお、チーフス最初のシリーズでワイドレシーバー(WR)ジェレミー・マクリンが鼠径部(そけいぶ)を痛めてフィールドを離れ、その後、チームに合流することはなく負傷退場となった。チーフスは先発QBアレックス・スミスとランニングバック(RB)スペンサー・ウェアが脳しんとうにより欠場、さらにヒザを負傷したオフェンシブガード(OG)パーカー・エーインガーが故障者リストに登録されており、万全の布陣とは程遠い状況で今回の試合に臨んでいる。

チーフスQBフォールズはパス33回中20回成功、187ヤード、1タッチダウンをマークした。

ジャガーズQBボートルスは41回中22回のパスを成功させて252ヤード、2タッチダウンを記録するも、勝利には結びつけられなかった。