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【2016年第9週】レイブンズがスティーラーズを下して連敗ストップ

2016年11月07日(月) 07:16


ボルティモア・レイブンズのジョー・フラッコ【AP Photo/Gail Burton】

現地6日(日)、ここまで4連敗中のボルティモア・レイブンズが本拠地でピッツバーグ・スティーラーズとの一戦に挑んだ。試合は奮起したレイブンズ守備陣が第4クオーターまでスティーラーズに得点を許さず、最終的に21対14でレイブンズが勝利して連敗をストップさせている。これでレイブンズはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区のトップに立った。

スティーラーズ守備陣は試合序盤からクオーターバック(QB)ジョー・フラッコにプレッシャーを与え続け、レイブンズ攻撃陣をエンドゾーンへ近寄らせない。第1クオーター中盤にはフラッコのパスで自陣に侵入されたものの、フラッコのパスをインターセプトして防御。先制点のチャンスを棒に振ってしまったレイブンズだが、それでも、第1クオーター終了前にフラッコからワイドレシーバー(WR)マイク・ウォレスへの95ヤードパスでタッチダウンし、流れに乗る。

一方、QBベン・ロスリスバーガー率いるスティーラーズ攻撃陣もレイブンズ守備陣に大苦戦。一切リズムをつかめず、敵陣にすらボールを進めることができない。対するレイブンズはキッカー(K)ジャスティン・タッカーが49ヤードキックを成功させて追加点を決め、10対0とリードを保った状態で前半を折り返した。

後半に入ってもロスリスバーガーはノーズタックル(NT)ブランドン・ウイリアムスにパスをはじかれ、それをディフェンシブエンド(DE)ティミー・ジャーニガンにインターセプトされてしまうなど、レイブンズ守備陣を攻め崩すことができない。直後のドライブではタッカーが再びフィールドゴールを決め、レイブンズが点差を広げた。

第4クオーター序盤にはスティーラーズのパントをランニングバック(RB)ジャボリアス・アレンがブロックし、それをWRクリス・ムーアがリカバーしてタッチダウンを奪ったレイブンズ。これでスコアを21対0とし、レイブンズが完全に試合の主導権を握った。

第4クオーターに入ってようやくオフェンスのリズムをつかみ始めたスティーラーズはロスリスバーガーからWRアントニオ・ブラウンへの23ヤードパスでタッチダウンして反撃。その後にも、自らエンドゾーンまでボールを持ち込み、再びスコアするも、この時点で試合は残り1分以内。スティーラーズはオンサイドキックにも失敗してしまい、これで万事休す。

レイブンズQBフラッコはパス30回中18回成功、241ヤード、1タッチダウン、1インターセプトをマークし、チームを勝利に導いた。WRウォレスはレシーブ4回、124ヤードとしっかりコーチ陣の期待に応える活躍を見せている。

第6週のマイアミ・ドルフィンズ戦で左膝の半月板を断裂して戦線を離脱していたスティーラーズQBロスリスバーガーはパス45回中23回成功、264ヤード、1タッチダウン、1インターセプト、1ランタッチダウンを記録するも、課題の多く残る復帰戦となった。