ナショナル・フットボール・リーグ（NFL）は、視聴者測定およびデータ分析の世界的リーダーである『Nielsen（ニールセン）』に調査を依頼し、ニールセンの視聴者測定データを補完し、今年のスーパーボウルの視聴者推定に関する追加の分析を提供した。今回の調査では特に、グループ視聴者に焦点を当てている。

このカスタム調査によると、現地2月11日（日）に行われた第58回スーパーボウルの視聴者数は、約2億1,000万人――アメリカ人の約3分の2――に達したという。『CBS Television Network（CBSテレビジョン・ネットワーク）』、『Paramount+（パラマウントプラス）』、『Nickelodeon（ニコロデオン）』、『Univision（ユニビジョン）』、『CBS Sports（CBSスポーツ）』、『NFL+』などのユニビジョンとNFLのデジタルプロパティを含むすべてのプラットフォームにおける視聴者の合計だ。これは、少なくとも1分以上試合を見た視聴者を測定するニールセンのシンジケート視聴率サービスで報告された2億200万人のユニーク視聴者と比較して、4％増加する結果となっている。また、この調査では、1分間の平均視聴者数は約1億4,300万人だったことも明らかになった。

スーパーボウルは、スポーツやエンターテインメントの分野で、家庭外やグループでの視聴者が多いイベントとして際立っている。5,267世帯を対象としたこのカスタム調査では、任意のロケーションにおける視聴グループの大きさ、およびそのグループの大きさが現在ニールセンが測定しているものよりもどの程度大きいかが調査された。この調査はシカゴ大学の『NORC（全国世論調査センター）』が、調査パネル“AmeriSpeak（アメリスピーク）”を使用して実施している。

NFLのデータおよび分析責任者であるポール・バリューは「スーパーボウルはその比類なき視聴率だけでなく、その大部分がグループ視聴であることから、テレビおよびメディア業界において特異な存在となっている」と述べ、次のように続けた。「そのことを念頭に置いて、この特別なイベントの視聴者の全体像を把握するためには、さらなる測定が必要だ。ニールセンとのカスタム調査の結果は、スーパーボウルの真の影響力を示している」

ニールセンのチーフ・プロダクト・オフィサーであるディアドレ・トーマスは「ニールセンは、歴史的に年間最大のテレビ視聴者を集め、家庭内外を問わず大勢の人々から比類なき視聴者数を得ている、スーパーボウルの特殊性を認識しています。NFLがニールセンと提携し、スーパーボウルやシーズン中、最高の番組測定を提供していることを誇りに思います。さらに、今月初めに発表した私たちの全米“アウト・オブ・ホーム”パネルの拡大により、特にスーパーボウルのような大きなイベントにおいて、視聴者の全体像を把握する能力が向上することに興奮していいます」と話した。

ニールセンの全米パネル測定によると、第58回スーパーボウルは、CBSテレビジョン・ネットワーク、パラマウントプラス、ニコロデオン、ユニビジョン、CBSスポーツ、NFL+などのユニビジョンとNFLのデジタルプロパティを含むすべてのプラットフォームで、1億2,400万人近い平均視聴者数を獲得したという。史上最も視聴されたスーパーボウルとなっている。

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