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ベンガルズがWRティー・ヒギンズにフランチャイズタグを使用

2024年02月24日(土) 18:56


シンシナティ・ベンガルズのティー・ヒギンズ【AP Photo/Carolyn Kaster】

シンシナティ・ベンガルズは、クオーターバック(QB)ジョー・バロウのお気に入りのターゲットの1人を2024年シーズンもチームにとどめることにした。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話として現地23日(金)に報じたところによると、ベンガルズはスターワイドレシーバー(WR)のティー・ヒギンズにフランチャイズタグを使用する予定だという。ヒギンズのフランチャイズタグの金額は約2180万ドル(約32億8,057万円)で、全額が保証される見込みだとラポポートはつけ加えている。

ヒギンズは今オフシーズンにフランチャイズタグが適用された最初の選手となった。フランチャイズタグの締め切りは3月5日(火)で、ベンガルズとヒギンズはそれまでに長期契約をまとめる必要があった。

2023年シーズンは主力選手がケガに悩まされる中、ヒギンズは11試合に出場し、ベンガルズのクオーターバックが誰であろうと信頼できるオプションであることを証明した。ヒギンズはレシーブ42回で656ヤード、タッチダウン5回をマーク。

ヒギンズは昨シーズン、肋骨の骨折、ハムストリングと足首の負傷と戦いながらプレーし続けた。2020年ドラフト2巡指名選手のヒギンズは、最初の4シーズンでバロウにとって信頼できるターゲットであることを証明している。3度プロボウルに選出されているジャマール・チェイスがフィールドの反対側に立ち、このトリオが全員出そろえば、ベンガルズの攻撃陣がいかに爆発的な力を発揮できるかを見せつけてきた。

2021年、ベンガルズは史上最高のシーズンを送った。チームは2015年以来初めてAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区を制し、AFCチャンピオンシップゲームでカンザスシティ・チーフスを破り、第56回スーパーボウルに出場している。残念ながら、ベンガルズは試合終盤にロサンゼルス・ラムズに逆転負けを喫したが、バロウ、チェイス、ランニングバック(RB)のジョー・ミクソン、ヒギンズといった若い選手をいかにうまくドラフトしてきたかを示した。

ベンガルズにとって2023年シーズンは思い通りにはいかなかったものの、9勝8敗のディビジョン4位で終えている。ヘッドコーチ(HC)ザック・テイラーは、オフェンスの主力選手が負傷したにもかかわらず、3年連続で勝率5割を超える成績を残した。バロウは11月に右手首の靭帯断裂で離脱。代わりに先発で入ったジェイク・ブラウニングは残りのシーズンを4勝3敗で終えた。ブラウニングが先発したシーズン第16週のピッツバーグ・スティーラーズ戦で、ヒギンズはシーズン最高の140レシーブヤードをマークしている。

1月末の時点で、ベンガルズの選手人事部門責任者のデューク・トビンはヒギンズの復帰を望んでいると語っていた。フランチャイズタグの使用により、チームは来シーズンに向けて若く才能あるヒギンズの確保に一歩近づいたことになる。

そして今、ヒギンズとトビンは双方にとって納得のいく数字に到達することを目指している。

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