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バイキングスがRBマティソンに放出を通告

2024年03月01日(金) 15:04

ミネソタ・バイキングスのアレキサンダー・マティソン【AP Photo/David Becker】

昨シーズンにミネソタ・バイキングスのラン攻撃をけん引したランニングバック(RB)アレキサンダー・マティソンが、チームを離れることになった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地2月29日(木)に報じたところによると、マティソンがバイキングスから放出を通告されたという。

キャリア最初の4年間で2番手を務めていたマティソンは、ダルビン・クック放出後の2023年に初めて安定した先発のチャンスを手にした。その当時にバイキングスと2年の再契約を結んだマティソンだが、先発のチャンスを活かしきれず、1年経った今、再びオープンマーケットに出ることになっている。

マティソンはキャリー180回で700ランヤード、平均3.9ヤード、タッチダウン0回で1年を終えている。昨シーズンの先発RBの中で最も生産性の低い選手の1人だった。

マティソンが100ヤード以上のランヤードを記録した試合は1試合もなく、シーズン終盤の3試合を含め、16試合中11試合で45ヤード以下にとどまっている。ラスト3試合の時点で、先発の座を失っていた。

マティソンがランゲームにおいて苦戦した結果、バイキングスのランオフェンスはリーグ29位となり、合計1,553ヤード、リーグ最少のタッチダウンラン7回(そのうち3回がクオーターバック/QBのジョシュア・ドブスによる)という成績で終わり、入れ替わりの激しいQB陣とパスゲームに負担がかかった。

マティソンの離脱に伴い、昨シーズンに一定の成績を残したランニングバックで次のシーズンに戻ってくる選手はタイ・チャンドラーだけとなる。チャンドラーは昨季、17試合でキャリー102回、461ヤードを記録し、シーズン終盤の4試合ではマティソンの代わりに先発として出場。他のロースター内のランニングバック全体での獲得ランヤードは、合計わずか20ヤードにとどまっている。

【KO】