FAになるOTタイロン・スミス、長年所属したカウボーイズには戻らず
2024年03月03日(日) 09:1213シーズンにわたってダラス・カウボーイズのクオーターバック(QB)たちを守ってきたオフェンシブタックル(OT)タイロン・スミスがダラスから離れるようだ。
現地2日(土)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話をもとに、フリーエージェント(FA)になろうとしているスミスがカウボーイズに戻る可能性は低いと報道。長年、カウボーイズのレフトタックル(LT)として活躍してきたスミスは、新リーグイヤーが始まる3月13日(水)に、正式にフリーエージェントとなる。
2023年シーズンを迎えるにあたり、チームで最も長い在籍期間を誇っていたスミスは、2011年NFLドラフト1巡目で指名されてからキャリアを通してずっとカウボーイズのジャージーを身にまとってきた。
カウボーイズでの13シーズンで、スミスはリーグの中でも屈指のタックルとしてプレーし、プロボウルに8回――2013年から2019年にかけては7シーズン連続で――選出されたほか、オールプロのファーストチームにも2回選ばれている。そうした活躍が認められ、スミスはプロフットボールの殿堂のオール2010年代チームのメンバーにもなった。
2020年シーズンと2022年シーズンにほぼ全試合の欠場を余儀なくされるなど、近年はケガに悩まされていたスミス。しかし、2023年シーズンには13試合に先発出場し、847回の攻撃スナップに参加して許したサックは1回のみで、『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス/PFF)』による選手グレードで83.8をマークした。そしてオールプロのセカンドチームにも選出されている。
カウボーイズは今後、ドラフトやフリーエージェント、あるいはすでにチームに所属している選手を吟味し、クオーターバック(QB)ダック・プレスコットを支えるためのブラインドサイドプロテクターを探すことになりそうだ。
一方のスミスも、33歳にしてキャリアで初めて新しい所属先を探すことになる。
【RA】