80歳男性への暴行を阻止した元NFL選手のWRエドワーズ
2024年03月05日(火) 11:07デトロイト郊外のYMCAのロッカールームで襲撃事件が発生し、元NFL選手のブレイロン・エドワーズが止めに入った。この件で、1人の男が殺人未遂で起訴されている。
元ワイドレシーバー(WR)のブレイロン・エドワーズは、現地1日(金)にファーミントン・ヒルズにあるレクリエーションセンターで「ただ自分の用事を済ませていた」ところ、大音量の音楽をめぐって口論する声が聞こえてきたという。
エドワーズは「どんどん声が大きくなっていって、次第に押し合うような音が聞こえてきた。けんかの音は聞けば分かる。何か重いものがぶつかるような音がした瞬間、俺は立ち上がって振り向いた」と『WDIV-TV』に述べている。
エドワーズは頭部を負傷した80歳の男性への暴行を阻止したという。20歳の容疑者は警察に捕まる前に走って逃走しようとした。
法廷文書にはエドワーズがこの事件の重要参考人として記載されている。
オークランド郡の検事であるカレン・マクドナルドは月曜日に、「凶悪で無分別な攻撃だった。止めに入った証人を称賛し、この被害者のために正義を追求する」と述べた。
ファーミントン・ヒルズ警察のジェフ・キング署長はエドワーズの名前は出さず、“善良なサマリタン(慈悲深い人)”が “悪質な暴行”を止めたとコメントしている。
犯人とされる男は土曜日に出廷し、25万ドル(約3,760万円)の保釈金で拘留されている。
「最終的には正しいことだと思った」とエドワーズは事件に関わることにした決断について語った。
ミシガン大学でスターレシーバーとして活躍したエドワーズは、2005年のドラフトで1巡目に指名されてクリーブランド・ブラウンズに入団。NFLで8シーズンにわたってプレーしたエドワーズはその大半をブラウンズで過ごし、ニューヨーク・ジェッツでもプレーしている。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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